最先端技術やハリウッドの流行を取り込んだ新三部作ではなく、初代三部作を強く意識していることにまずニヤリ。「4」に似ているのは、完全に狙ってますよね。 技術的な部分は「特別篇」までで充分とし、ファンが「スター・ウォーズ」のどこを愛していたのかを熟知した作りに、いちオールドファンとして嬉しくなりました。 言って欲しい台詞、残して欲しい世界観、見せて欲しい場面がちゃんと用意されています。 恵まれた環境でメガホンを持たされたエイブラムスは 最前列に立つことを許されたファン代表として その責務を100%果たしたと言えるのではないでしょうか。 ファンメイド作品がメーカー公式の続編を凌駕することがあるように、 仮にルーカス本人が出てきたところで、これを超えるものが出来たかと言われると その可能性は低かったのではないかとすら思います。 旧三部作に匹敵するボリュームのストーリーをこの1本に集約し 最高のエンディングで次作に期待を繋いだ本作は まさに最高のエンターテイメント。 劇場で観ないと確実に損をします。 もちろん、色々言いたい気持ちはわかります。 わかりますけど、じゃあ尻切れトンボな6作で未完のままで良かったですか？ 私は嫌です、だから本作の登場を歓迎します（笑）