ﾛﾊﾞｰﾄ･ﾃﾞ･ﾆｰﾛ､ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ･ﾉｰﾄﾝ､ﾐﾗ･ｼﾞｮｳﾞｫｳﾞｨｯﾁの豪華共演による2010年のｱﾒﾘｶ映画 ・ もうすぐ定年を迎える仮釈放管理官のｼﾞｬｯｸ（ﾛﾊﾞｰﾄ･ﾃﾞ･ﾆｰﾛ）は､放火と祖父母殺しの受刑者､ｽﾄｰﾝ（ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ･ﾉｰﾄﾝ）を最後に担当することになる｡ｽﾄｰﾝはｼﾞｬｯｸの心象を良くするため､天使のように無邪気な妻のﾙｾｯﾀ（ﾐﾗ･ｼﾞｮｳﾞｫｳﾞｨｯﾁ）を使ってｼﾞｬｯｸを操ろうと画策する｡作戦は成功し､ｼﾞｬｯｸがﾙｾｯﾀに夢中になっていく一方で､ｽﾄｰﾝ自身の内面にも変化が起こり始める…｡ ・ 刑務所で精神が蝕まれるｽﾄｰﾝと､実社会で精神が蝕まれるｼﾞｬｯｸ｡そこに魔性の女ﾙｾｯﾀが関わって､混沌としていく｡ ・ ｢ｽｺｱ｣以来となる共演のﾛﾊﾞｰﾄ･ﾃﾞ･ﾆｰﾛとｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ･ﾉｰﾄﾝ｡もはやﾃﾞ･ﾆｰﾛについては語るまでもないだろう｡いつも通り完璧な演技｡ ・ 最近あまり目立っていなかったｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ･ﾉｰﾄﾝが､いきなりｺｰﾝﾛｳで登場したからびびった｡｢ｱﾒﾘｶﾝ･ﾋｽﾄﾘｰX｣などでｱｳﾄﾛｰは経験済みだが､ちょっと驚いた｡多少過剰なｷｬﾗ作りかなって感じたけど､後半の展開のためにそういう演技だったんだなと納得した｡ ・ ｱｸｼｮﾝばかりだったﾐﾗ･ｼﾞｮｳﾞｫｳﾞｨｯﾁも､魔性の女といった新境地｡いらつく役だったけど､いろんな役に挑戦してほしいね｡それにしても､脱がずにはいられないのか､またしても脱いでます｡今回は全脱ぎ(笑) ・ 役者のｷｬｽﾃｨﾝｸﾞは好きだったけど､こういう宗教観を題材にした映画って､しっくりこない｡ちょっと日本人には理解できない壁があるよね｡俳優の演技を楽しむ作品かな。