코멘트
2019年246本目は、盲目のフリをするピアニストが殺人現場を目撃したことから始まる騒動の顛末、『盲目のメロディ』。 ------------------------------------------------------------ 結構いつものインド映画のノリとはかけ離れた一本で、陽気でド派手な踊り・歌唱シーンは一切ありません。しかし音楽を効果的に使ってないかと言われれば全然そんなことはなく、盲目のピアニストであるアーカーシュによって心が浮き立つような、はたまた「しっとりとした」「不穏で恐怖を煽るような」楽曲が次々と奏でられ、物語を美しく彩ります。要は「見せ方」が違うわけですね。 ------------------------------------------------------------ いつもは二時間半から三時間の長尺で人生の栄枯盛衰を語る圧倒的スケール感が目立つインド映画ですけれど、今回はどちらかと言えば「七転八倒」で、バランスの悪ささえ感じます。例えば、いつもはエキゾチックなヒロインとの恋模様が存分に語られるわけですが、序盤に出てくる女子大生とのラブストーリーは完全に放棄されて見る影もありません。 ------------------------------------------------------------ 次から次に事態は悪化の一途をたどりまして、主人公も生き残るために手段を選ばなくなってきますから、他作品と比べてもアーカーシュは好感度低め、地を這いつくばるキャラクター像です。こうした「コレジャナイ感」に多少の違和感はあるかもしれませんが、インド映画は何を題材にしても降りきった感が尋常ではなく、新たなビジョンを切り開いていくボリウッド市場の力強さを実感できる1品となっています。
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