코멘트
dreamer

dreamer

4 years ago

4.5


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쉘 위 댄스

영화 ・ 1996

평균 3.3

この「Shall we ダンス?」は、「ファンシイダンス」「シコふんじゃった」の周防正行監督作品で、その年の映画賞を総なめにした大ヒット作。 それまでも、"修行僧"や"学生相撲"など、一見地味な日本文化にスポットを当て、ニュアンス豊かな独自の作風を見せて来た周防監督ですが、この映画は、小津安二郎監督の心酔者でもある、そんな彼の総決算とも言うべき、会心の充実作だと思う。 知られざる"社交ダンス"の世界を舞台に、従来の作品とは一線を画する、親しみやすさが際立った、明朗快活な"コメディ映画の傑作"が誕生したのだと思う。 そして、この映画の影響で社交ダンスをする人の人口が急激に増えたと言われる程、大ヒットしたのです。 この映画でも周防監督お得意の笑いをたっぷりと楽しめるが、それよりも、日常の生活に何か物足りなさを感じている、我々日本人的気質と、それを楽しみに転化させようとする高揚感が強く感じられる。 この映画の冒頭で、「ダンスと音楽は人類が最初に生み出した快楽である」とナレーションが入る。ダンスが初期的な快楽だとすれば、映画は中期的な快楽かもしれない----。 その快楽こそ、我々が日常を脱却するのに用いる最大の手立てであり、さしずめ周防監督はその"水先案内人"なのかもしれません。 だからこそ、役所広司演じる主人公がダンスというものを知って、生き生きと人間性を取り戻してくる姿に、この映画を観てウキウキとしてくる自分を重ねてしまうのだ。 そして、竹中直人や渡辺えり子らの個性豊かな仲間たち、草刈民代のコンプレックスを抱えるヒロイン、そして夫の熱中ぶりに不安を感じ探偵を雇う妻など、様々な登場人物に囲まれながら、やがて浮彫りになっていく中年男の物語は、悲哀よりも、むしろ希望に満ちているのだと思う。 そして、老いも若きも楽しく踊るラストシーンには、老若男女、映画ファンもそうでない人も、夢中になってしまったのだと思う。