코멘트
2019年176 本目はフィンランド生まれで全世界に一大ムーブメントを巻き起こしたゲイアート作家、トウコ・ラークソネンの生涯を描いた『トム・オブ・フィンランド』。 -------------------------------------------------- トウコ氏の生涯を非常に長いスパンで追い続けた伝記ドラマとなっているんですが、正直LGBT映画も1つの山谷を越えた今となってはあまり新鮮味を感じません。それでも差別や偏見と戦い続けた彼の波乱含みの人生には尊敬の念を覚えますし、「同性愛者」というだけで投獄されたり、家族にすらアイデンティティを隠し続けなくてはならなかったりと、当時の苦労が忍ばれます。 -------------------------------------------------- 余談ですけれど、劇場では完全無修正で公開されている本作、映倫からは「修正を入れないなら成人指定」と判断を下されたそうです。編集してしまっては本来の思いが伝わらないからと、配給元は泣く泣く成人指定の判決を受け入れたんだとか…。ワンシーンだけを切り取って全体を規制するやり口は、トウコ氏のゲイアートを見たままの印象で捉え禁制品扱いしたかつての風潮と何ら変わりないものです。 -------------------------------------------------- 自由を求め続けてきた彼の闘いを踏まえれば、これぞ本末転倒な結果としか言いようがありません。芸術を通じて自らを表現したトウコ氏が世界中に勇気を与え、規制や圧力に打ち勝った様子を、若い世代含めてもっと多くの方に知って頂きたかったですね。
좋아요 1댓글 0


    • 데이터 출처
    • 서비스 이용약관
    • 개인정보 처리방침
    • 회사 안내
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.