코멘트
ジュネ

ジュネ

6 years ago

4.5


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하룻밤

영화 ・ 2019

평균 3.4

2019年238本目は一年に何本撮影しとるんじゃ、多作作家の白石監督が放つ再生のドラマ『ひとよ』。 ------------------------------------------------------------ 前作『凪待ち』では唯一の支えを失ったどうしようもないダメ男の行く末が綴られ、主人公は「被害者家族」の立場にあったわけですが、今回は全く逆です。暴力夫を殺害し、子供たちの命を守った母親の帰還に戸惑う「加害者家族」の姿が描かれ、2つで1つと言っても過言ではありません。何かを喪失したことによって生じる心の空白、豊かとは程遠い人々の愚かな生きざま、そしてそんな彼らが最後の最後に見つける小さく淡い光。 ------------------------------------------------------------ テーマも共通するところが多く、この手の映画作らせたら最早「楽勝ムード」になってきていて、抜群の安定感と高品質に度肝を抜かれました。中心に据えられるのは三兄妹のドラマでありながら、筒井真理子や佐々木蔵之介といった名バイプレイヤーを配し、全く違う家族の在り方や葛藤を見せることで、巧みに主題を補強してみせます。演出と話運びがどんどん手際よくなっている印象ですね。 ------------------------------------------------------------ 佐藤健・鈴木亮平・松岡茉優の演技も風格を感じるほどで、過去から現在へと時間軸が飛んだ後、各々の現状を映し出すシーンがあるんですけど、その説得力がホントに凄い。僅か1・2分にも関わらず、3人がこれまでにどんな15年を歩んできたかが手に取るようにわかります。田中裕子もさることながら、キャスティングの妙につきる一作です。