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【ダイバーシティ映画】 同性愛も聴覚障害もあるヒーロー達。中国系監督で、役者も世界中の国から集結、これぞ現代の新しい視点で見るべきヒーロー映画。マーベルお得意のワクワク感と映像美は無論顕在。 ◆トリビア ○ 監督は大の日本コミック好きで、本作メインキャラクターのキンゴの能力に「幽☆遊☆白書」浦飯幽助の”霊丸”を取り入れた。(https://www.oricon.co.jp/news/2212551/full/) ○ファストスはMCUで初めてのゲイとしてのスーパーヒーロー、マッカリは初めての聴覚障害者としてのスーパーヒーロー。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エターナルズ) ○ マッカリを演じるローレン・リドロフも聴覚障がいのある女優。(https://screenonline.jp/_ct/17490467) ○アンジェリーナ・ジョリーがアクション作品に出演するのは10年ぶり。(https://eiga.com/movie/93864/) ○アンジェリーナ・ジョリーは元々カメオ出演程度の予定だった。彼女自身は当初は出演を拒んでいた。(https://www.frc-watashi.info/eternals-producer-commnet-angelina-jolie-was-cameo) ○ セルシ役のジェンマ・チャンは『キャプテン・マーベル』ですご腕スナイパー、ミン・エルヴァを演じている。MCUに違う役で2度登場するのはミシェル・ヨーに続き2人目。(https://screenonline.jp/_ct/17490467) ○監督は中国生まれの女性監督、キャストの出身地はアメリカ、英国、メキシコ、パキスタン、韓国などまさに世界中から集結。(https://screenonline.jp/_ct/17489327) ○ 本作の監督クロエ・ジャオは、『ブラック・ウィドウ』の監督の最終候補にも挙がっていた。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エターナルズ) ○サノスは、エターナルズから生まれたが、ディヴィアンツの遺伝子を持っていたなど、過去のMCU作品といくつも繋がりがある。(https://screenonline.jp/_ct/17489327) ○オープニングで登場した少年は「存在のない子供たち」主演のゼイン・アル・ラフィーアで、彼の名にちなんでゼインと名付けられた。(https://www.berlin-report.net/2021/10/zain-al-rafeea.html) ◆概要 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)第26作目。 【公開】2021年11月5日 【上映時間】157分 【監督】 クロエ・ジャオ(39歳にして長編第2作『ノマドランド』(2020)でアカデミー賞監督賞を受賞した中国出身の女流監督) 【出演】 「チェンジリング」アンジェリーナ・ジョリー 「クレイジー・リッチ!」ジェンマ・チェン 「ゲーム・オブ・スローンズ」リチャード・マッデン 「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」キット・ハリントン 「新感染 ファイナル・エクスプレス」マ・ドンソク(本作でハリウッドデビュー) 『メン・イン・ブラック:インターナショナル』クメイル・ナンジアニ 『ゴジラvsコング』ブライアン・タイリー・ヘンリー 『ダンケルク』バリー・コーガン ◆ストーリー 遙かな昔から地球に存在し、7000年もの間、陰から人類を見守ってきたエターナルズ。最凶最悪の敵サノスによって半分が消滅させられた全宇宙の生命は、アベンジャーズの戦いによって復活したが、その時の強大なエネルギーによって新たな脅威が誕生し、地球に迫っていた。その脅威に立ち向かうべく、これまで身を潜めていたエターナルズが再び集結する。 ◆ ◆以下ネタバレ ◆ ◆映像美 特殊能力の不思議な映像美オンパレード。ディヴィアンツのクリーチャーを蹴散らす冒頭から、ディヴィアンツを木に変化させて退治するセルシ、まるでターミネーターな人型に変化・進化していくクロ、そしてまさかの仲間割れで起こるその特殊能力バトルでテンション頂点。個人的には光速でイカリスを追い詰めていくマッカリにめちゃくちゃ痺れた。そして何よりセレスティアルズの誕生時。海から登る山が指の一部で、次第に手や顔の全貌がじわじわ見えだす超巨大なスケールのゾクゾク感たるや。 ◆ワクワク感 そんな映像美や迫力バトルに終始ワクワク。仲間割れの意外性もあったし、ギリシャ神話のイカロスになぞらえて太陽へと向かい自害するイカリスの演出もニクイ。そしてミッドクレジットとポストクレジット。サノスの弟の登場に、デインを止める誰かの声(どうやらデインは原作ではブラックナイトというれっきとしたマーベルの重要キャラ)。マーベル全体の世界観に話をきちんと繋げて、本作が巨大な構想の中の一部でしかない事を想起させるワクワク感は、もうマーベルお手のもの。さすがでした。 ◆人間らしさ 7000年もの間、地球に潜む生命体でありながら、時に人を守り人を憂い、そして時に人を羨むエターナルズ。仲間割れもさることながら、自分達の起源に絶望し、ディヴィアンツからは“殺りく者”と罵られる。自分達が何者であるのか、そして何が善で何が悪なのかの自問自答。元彼元カノのロマンスもあれば、同性愛や聴覚障害までヒーローが抱える現代ならではのダイバーシティ。神の子でありながら実に人間らしく描かれている彼らは、ヒーローでありながら実は1番人間らしい。転じて言えば、本作を見る人の誰しもがヒーローになれる力がある、ヒーローになる事ができる、そんなメッセージが込められているなんて見方も面白いかもしれない。
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