코멘트
uboshito

uboshito

2 years ago

3.5


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보통사람

영화 ・ 2017

평균 3.3

原題は…「普通の人」? 邦題と全然違うやん。本作は、導入から1時間50分近くは、汚職警官による「ありふれた悪事(というほど、ありふれてもいなくて、むしろかなり悪どいけど)」を描いてみせるものの、その実は「韓国における民主化の過程」も描いている。 韓国の民主化は、どこぞの国が敗戦後に戦勝国から与えられお膳立てされたような代物ではなく、国民が、自らの手でとりにいって、そうして勝ち取ったもの。だから韓国国民は「本物の民主主義」の価値を理解している。本作は、民主化以前の抑圧された時代を描いている「タクシー運転手」などと同じ系譜だけど、人権無視の度合いは半端ない。 普通の人=国民の誰しもが、普通に暮らせる社会、それが民主国家であって、権利の保持はもちろん、生きる自由も侵害されないということが重要。障がい者が映画館でスタッフに手伝ってもらえなかったとつぶやいただけで「障がい者はもっと控えめにお願いする立場だろ」などという返信があふれ返る現在の日本は、到底、人権の尊重された国とは言い難い、完全に人権無視の国になっている(または以前からそうだったのかもしれない)。そういう抑圧された、自由も権利もない社会の中でこの映画を見ると、ラストにはもう涙せずにはいられない。 「人間が生きる権利(=人権)」を国民自身が自分の手で勝ち取る過程を経ずに、借り物の、与えられた「民主主義」という空疎な枠組みを名乗るだけの社会では、羨ましいという感想しか思い浮かばなかった。