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監督は「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」のジョン・M・チュウ。原作はケヴィン・クワンの小説『クレイジー・リッチ・アジアンズ』。 ◆ストーリー 親友の結婚式に出席する恋人のニックとともにシンガポールへと向かったレイチェル。案内されたファーストクラスに、レイチェルはニックがシンガポールの不動産王の御曹司である事を知る。ニックの母や家族親戚一同、さらには元カノとの対立と、レイチェルは苦境に立たされる。 ◆感想はネタバレ◆ 国籍と文化の違う、そして裕福さの違ういわば嫁姑バトル。男としては、まあまあ仲良くやってくれよ、な展開なのだけど、若い今どきの女性と、姑世代の女性でそれぞれの気持ちが分かるのではないか、そう感じた。人間誰しも、育ってきた環境に根付く独自の考え方があるわけで、多かれ少なかれ排他的な部分はあるはず。それを極端に表現したのがこの映画だと思う。 家族を捨ててでも結婚したいと訴えるニックの気持ちに、ニューヨークで2人で暮らす決断をする事に傾くのが当然だとすら感じた。でも彼に母を二度と失わせたくないと一度は求婚を断ったレイチェル。そしてその思いを麻雀で例えながら痛烈に義母に伝えるあたりは、まさに“筋を通す”強い女の象徴だと感じた。結果的にその思いに義母が呼応してくれた展開も、見ている側としてはホッとした。 この映画に思うのは、そういった環境の違う人間性の間に見る正義感。自由で、人を真っ直ぐに愛するニックとレイチェルの絶対的正義は、やはりアメリカ映画らしい部分。義母に主張を思いっきりぶつけるあたりの、主張の強さも含めて笑。一方シンガポールというか中国文化を、“家に嫁ぐ事は自分を捨てる事”的なセリフが象徴するように、少し悪意のある描き方をしていると思う。うがった見方をすれば、その義母を迎合させるラストは“自由、そして愛こそ全てで正しい”と主張しているように見える。ほとんどの人がその考え方に納得するだろうけど、そうでない人もいるだろうし、いてもいいと思う。 なんだか色々めんどくさいことを書いてしまったけど、映画としてはとても煌びやかで、展開も面白い。何よりシンガポールにめちゃくちゃ行きたくなる、観光公社製作でもおかしくない映画でした笑
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