WATCHAでおすすめされて見た映画。イーサン・ホークが演じるチェットが、ドラッグから抜け出して、復活していこうとする姿、何でもやろうとする姿が心打つし、それを支えるジェーンが素敵だと思う。 作品の中でチェットが歌う2曲は素晴らしく、特に最後の歌は聞いていて涙が出た。そんな二人の時間に関わらず、ジェーンではなく、音楽とドラッグを選ぶチェットが見ていて何とも言えない気持ちにさせる。このシーンのどこまでが事実に沿っているのか分かりませんが、彼がそういう選択をする人物だったのだと思い、ジェーンとのことを考えるととても切ないです。 人種に対する差別や偏見も今以上にある時代で、その中での二人に対する浴びせられる両方の両親からの言葉も痛いし、ジャズは黒人の人達のものという風当たりも厳しい。 正直マイルス・デイヴィスくらいしか知らなかったし、ジャズにこれまで興味は無かったけど、見終わったあとにジャズを聞きたくなった。