
cocoa

다가올 세상
평균 3.0
1856年のアメリカ、北東部が舞台。 農地で暮らすダイアー(ケイシー・アフレック)とアビゲイル(キャサリン・ウォーターストーン)夫婦。 妻のアビゲイルが台帳…(日記のようなもの)に記する文面がモノローグのように物語は進みます。 4歳の一人娘をジフテリアで亡くし、悲しみに支配されたアビゲイル。 夫も生育歴からか感情を表に出さない性格で鬱屈した様子がケイシー・アフレックにぴったり。 そしてたまたま近くに越してきたのがフィニーとタリー(ヴァネッサ・カービー)の夫婦。 アビゲイルとタリーは急速に仲良くなりお互いの存在を一番として考える。 女性の権利などまったくない時代に抑圧された女性同志が惹かれ合う…そんなストーリー。 特に抑揚のある物語じゃないけど、個人的には好きな作品でした。 寝室が凍るほどの寒い1月、人間も凍傷になり家畜も凍死してしまう厳しい自然の中で暮らすアビゲイル夫婦。 お互いに愛を確かめ合う事もなく、淡々と過ごす中でタリーの出現は大きな出来事だった。 確かにレズビアン・ロマンスかもしれないけど、窮屈な日々にパッと明るくなる存在なのだろう。 アビゲイルの夫はまだマシ。 タリーの夫フィニーは飼い犬をわざと凍死させるほど冷血で支配的。 アビゲイルよりも行動的に見えたタリーでも夫フィニーには歯向かえなかったと言うこと。 連絡が取れなくなったタリーを訪ねてダイアーに馬車を出してもらったアビゲイル。 そこで見たタリーはすでに亡骸だった…。 (ジフテリアじゃなくて夫が殺した?) 悲しみに暮れるアビゲイル、それでも生きていかなくてはならない。 また台帳に自分の気持ちを綴る…それこそが彼女の人生なのだろう。 いつも思うことですが、この時代の女性の服が大好き。 決して裕福じゃないけど多様なデザインのコットンのブラウスや長いギャザーのスカートなど。 家畜の世話には邪魔になるし動きにくいとは思うけど、アビゲイルやタリーの服装に釘付けでした。 1856年の1月から7月までを描いただけなのになぜか心に残る作品でした。