코멘트
劇中ではドイツ人ジャーナリストのピーターさんがタクシーに乗って光州へと乗り込んだわけですが、同じように日本人記者も韓国人タクシー運転手の力を借りて取材に向かい、当時、日本の紙面でも事件の実態が取り上げられました。 しかし光州事件の真実は現代に語り継がれる機会を逸し、歴史の教科書でも用語頻度4と名前が記載される程度で、完全に風化してしまったと言ってよいでしょう。本作でも一体何故こんな惨劇が起きたのか、何故軍部と市民が激しい衝突を引き起こしたのか、背景ははっきりと描かれていません。韓国の人々にとっては周知の事実でわざわざ述べるまでもない事ですけれど、きっと日本人の観客にとってはかなり疑問符が沸くシーンがあると思います。だからこそ、本作を通じて改めて学ぶ価値がある。 正直なところ主人公を演じるソン・ガンホの個性的なキャラクターや終盤のあるシーンなど、必要以上に虚飾が施されており、フィクションを土台としたドラマとしては若干「やり過ぎ」感が漂います。それでも主人公が大きな一歩を踏み出して決心するまでを時に愉快に、時に陰惨に抜群のエンタメ性をもって描き出す展開には、何度も笑わされ何度も泣かされてしまいました。今年見た映画の中では結構ベスト級の出来映えかなと思います。
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