
akubi
7 years ago

하나가타미
평균 3.3
大きな丸い月が、おどろおどろしいというより、暗い世界に在るたったひとつの希望のようだった。 "飛べよ飛べよ"と言われども、飛べずにいたから僕は此処にいる。 いつか果てる命ならばと、自らの意思で飛び立つ友たちを見送りながら。 時代は流れ、子を失い、夫を失い、自身をも失われずに保つには同じように堕ちるしかないのかもしれない。 死が、あまりに身近にある彼ら。生まれてからまもなくして定められていた運命のように、儚くて寂しい。そんな感情すらも許されないでいるかのように。 生きたいと願う彼女だけが月夜に照らされ煌めき、それが唯一彼らの命であるかのようだった。そう。希望そのもの。 時はいくら経てども、わたしたちはそれをほんとうに知っているのだろうか。 ただ流され、なんとなく生きているわた したち。 今ひとたび、大切なものを見つめる。 体力の浪費。言葉の浪費。それらで遊んでも、命の浪費はあってはならない。 『さようなら。』という別れの言葉が寂しく響くのは、いつかの記憶がどこかで疼いているからかもしれない。 『では、また。』と、儚く散っていった若き命たちのその刹那、愉快に自由に力強く生きたその記録に、じわじわと胸があつくなる。