
dreamer

현청의 별
평균 2.9
海沿いにある某県。ここでは総工費200億円の老人介護施設の計画が持ち上がっていた。 しかし「箱モノ行政」との市民団体からの批判もあり、批判をかわすために、「民間のノウハウを勉強する」という名目で、県庁の若きエリート職員7名が民間企業へと研修に行くことになる。 野村聡(織田裕二)もそんな一人。しかし彼のいった先は、三流スーパー満天堂。 しかも研修担当者は、パートの女性(柴咲コウ)。 野村は県庁の時と同じく、何でもかんでも規則、決まり事、マニュアルで押し切ろうとするのだが--------。 今世間では改革が大流行だ。 「改革」と叫べば、なんでも正しくて金になる。 しかも世の中の人は、公務員が嫌い、憎たらしい、諸悪の根源、いつかギャフンと言わせたい、と考えている。 そういう時流に乗っ取ったタイムリーな映画が「県庁の星」だ。 しかしフジテレビ製作の映画だから、説明過多のお子様向け的な 映画に仕上がった。 山本薩夫のような辛口を期待してはいけない。 わざとらしい、「ここで盛り上げれ!」と指示されているような音楽、わかりやすいお笑い、ラストのスーパーの査察がうまくいった後の、みんなで親指を立てて祝うところのわかり易い演出。 とにかく説明過多なのだ。 テレビと違って、チャンネルを替えられる心配はないのだから、そんなにびくびくしながら演出しなくてもいいと思うのだが。 ラストのスーパーのシーンだが、あんな風に親指立てたりはしないと思うよ、普通は。 目配せだけで充分だと思う。 その辺のさりげない演出、というものをもっと勉強して欲しいと思う。 そんな感じで一事が万事、説明過多、わかりやすすぎ、オーバーアクトの連続だ。 前半の野村が、スーパーに来て戸惑うところなど、もう少し抑えたトーンでもよかったのではないか? 他にも出世コースから外れた野村が、雨の中で泣くと演出の意図が透けて見えて、見ていて照れるんですよ。 言葉は悪いが、演出が「子供向け」に思えてくる。 そして、ラストで織田裕二が「改革とは組織を変えることではなく、そこにいる人の意識を変えることなのです」と丹波哲郎もびっくりの大演説をする。 そして、織田の改革案は、知事が検討してくれることになるのだが--------。 しかし、最初のスーパーでのドタバタから、雨の中で織田裕二が泣くシーン、そして織田の演説まで予告編で観ていたので、この映画は、八割方、予告編で見せてしまっていた。 さすがに全て「めでたしめでたし」に収まる結末ではなくて、少しホッとした。 あのまま全部「めでたしめでたし」になっていたら、私は怒ったかも知れない。 現実はそんなに甘くないのだから。 県庁のラウンジで、無料だったエスプレッソが1杯100円になり、改革は少しづつだが、始まっているという希望で終わる。 全く希望のないラストでもよかったような気がしますけどね。 世の中、そんなに甘くはないのだから。