
cocoa

더 커버넌트
평균 3.8
待ちに待った上映の「コヴェナント / 約束の救出」を観てきました。 原題の「Covenant」とは「契約」や「約束」の意味です。 いつものガイ・リッチー監督らしさはあまり感じず、戦争映画と言うよりも2人の男の絆を描いた社会派ドラマでした。 舞台は2018年のアフガニスタン。 タリバンの武器や弾薬倉庫を探す米軍曹長のジョン・キンリー(ジェイク・ギレンホール)。 殺された通訳の後釜に来たのがアフガン人通訳のアーメッド(ダール・サリム)だった。 優秀だか扱いにくいアーメッドを連れてキンリーの部隊は爆発物製造拠点を突き止める。 しかしタリバン側の大量の兵士にキンリーとアーメッド以外は殺される。 執拗なタリバンの攻撃から逃げる2人だがキンリーは瀕死の重傷に。 アーメッドの助けで米軍基地に戻れたキンリー。 しかし米国帰還後、アーメッドがタリバンに狙われて行方不明。 キンリーはアーメッドの救出のために再びアフガンに向かう…そんなストーリーです。 冒頭の音楽…英国のバンド「アメリカ」の「名前のない馬♪」のチョイスが気に入った。 大好きなジェイク・ギレンホールが進捗のないアフガン情勢に憂いを持つ表情も良い。 サイドミラー越しに新しい通訳アーメッドを見ながら判断を下すキンリー。 上司の大佐の適当な指令も何だか不安になる。 結局、いつも前線の兵士にだけ危険は忍び寄るのか。 2人でタリバンの追跡から逃げる時、キンリーは撃たれ重傷になる。 車を捨て荷車でキンリーを運ぶアーメッド。 彼がこの仕事に就いたのは身重の妻とアメリカに渡るためにビザが欲しいから。 そして息子をタリバンに殺されたことも理由だと思う。 100キロ超えの山道を荷車を押すアーメッドがあまりに苦しくて涙を流すシーンが印象に残った。 ここまでは通訳アーメッドの存在感が際立っていた。 米軍の偵察隊にキンリーを渡し、アーメッドは一時的に拘束され、その後キンリーとは連絡も取れなくなった。 助かったキンリーが帰国後、アーメッドの行方不明を知り、やりきれなくなる。 心に鉤を抱えているようなキンリー。 命の恩人なのか、それとも呪いをかけられたのか、それくらい一時もアーメッドの事が意識から離れない。 やっと戻れたキンリーがまたアフガンの地を目指す決意には心が震えた。 送り出す妻の言葉や態度にもグッと来る。 民間軍事会社を使うはずが、一人で乗り込むキンリー。 そしてどこからともなく大量に湧き出すタリバンの兵士達。 ダムの橋の上で、もはやここまで、と思っていたらの奇襲攻撃が凄かった。 山岳部にいるタリバン兵士をことごとく吹っ飛ばす。 帰りの飛行機で向かい合うキンリーとアーメッド。 家族全員のビザとパスポートを撫でながらキンリーに頷くアーメッド。 何も言葉を交わさなくても2人の会話が成り立っているこのシーンも良かった。 個人レベルではお互いの約束を果たした2人の男。 でも米国はアフガン侵攻時に世話になった通訳やスタッフにビザを発給する約束を果たしていない。 だからエンドロールに流れる写真…(危険なので顔をモザイク)や殺された大量のアフガン人の数に唖然とする。 20年に渡った米国のアフガン侵攻。 それが何をもたらしたかわからないが、タリバンは復活し、米国を助けたアフガン人は姿を隠していると言う現実が重い。 改めて「平和は遠い」と感じる、そんな内容でした。 ジェイク・ギレンホールもダーム・サリムも素晴らしい演技でした。