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星ゆたか

星ゆたか

3 years ago

3.0


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강변의 무코리타

영화 ・ 2021

평균 3.4

2023.7.7 【ムコリッタ】(牟呼栗多)とは仏教における時間の単位の一つ。 一日(24時間)の1/30 .48分を意味する。 『あなたの人生にとって、時間に追われることのない、穏やかで細やかな幸せな時間は何ですか?』 〈家族との〉〈愛する人と過ごす〉 〈ペットとの〉〈趣味を楽しむ〉ための 《時間》【ムコリッタ】とは❓。 と緩く厳かにこの映画は問う。 「川っぺりムコリッタ」との題名は、ここに登場する舞台〔ハイツ・ムコリッタ〕という川沿いにある築50年の平屋の長屋型式のアパートで。 そこの住民達との間でモタラセられる、 小さな心の格闘の果てと同調を経て。 ささやかな幸せの時間を生み出す物語を示す。 原作・脚本・監督は荻上直子(72年千葉出身)さんによるオリジナル。 人との関わりをあまり持ちたがらないワケアリ青年山田さん(松山ケンイチ)が。 北陸の富山のイカの塩辛製造工場へ。 紹介で就職してくる所から始まる。 ほとんど彼の身一つで訪れた所は、その工場長の沢田さん(緒方直人)の知り合いのハイツ・ムコリッタと手書き案内表示板が、アパート前の 地面に挿されている古いアパート。 大家の30代くらいの南さん(満島ひかり)、夫を五年ほど前に癌で亡くし、小学生の娘を育てるシングルマザー。 『2Kの風呂トイレ付き、ガスコンロと小さな冷蔵庫が備え付け』。 エアコンは無し。ゴミ捨て場からまだ使える扇風機を拾ってくる。 とりあえず最初の給料が入るまでは極貧生活。やっと入ったお金で米を買い炊いたご飯に、深い安堵のため息💨。 風呂上がりにまず牛乳、これは昔からの習慣らしい。後に縁の薄い実父もそのクセがあった事を知る。 そんな折。 隣の住民らしい島田さん(ムロツヨシ)という、胡散臭い感じの男が玄関ドアを叩き。 『湯沸し器が故障して風呂に入れないので入れて欲しい』と。 困惑の表情の彼にお構い無しに上がり込もうとするのを、最初はドア越しに押し返す。 しかし別の日、前の小さな庭で育てたトマトやキュウリを収穫したからと届け。 その恩義を盾に強引に上がりこみ風呂に入ってしまう。 さらに茶碗持参で、ご飯も勝手に食べ始めるではないか。 取れた野菜の漬物をススメツツ。 工場長のくれたイカの塩辛だけで食べていた彼の食生活の弱みもあって。さらに食事は一人で食べるより、何人かで食べた方が美味しいと言われ。 あれよあれよと。 そんな隣人との日常に、気がつけば自然に何だか呆れた笑みもいつの間にかこぼれて、青年の心の扉も開かれていく。 またここには、はす向かいに墓石のセールスを、門前払いの繰り返しなのに続けている父親の溝口さん(吉岡秀隆)とその小学生の息子が住んでいる。 墓石が売れず何ヵ月も家賃を滞納しているらしい。けれどまぐれにお金持ちの婦人に愛犬用の高額な墓石が売れ。内緒に牛肉のすき焼きを食べようとして。しかしその美味しそうな匂いに皆に気づかれ。住民皆笑顔のすき焼きパーティに相成ることに。これもムコリッタ式幸せ😃💕。 ただ普段はここの他の住民もどれも似たり寄ったり。きちんと青年が家賃を届けた時は、大家の南さん、お駄賃にキャラメルを一つ差し出す。 また2年前に亡くなった岡本のおばあちゃんが、{時折タバコを咥え花に水をくれながら}話しかけてくる{幽霊👻}を住人にミセル。早速山田さんもミル。…だから岡本さんの居た部屋は空室のまま…。 その他近くの川っぺりにはホームレスも何人かいるようだ。その一人は流暢に昼間ウクレレなど弾いている。 そんなある日役所から父親の遺骨の引き取りの案内通知が、青年のもとへ。 けれど父親と言えど、彼が4歳の時に離婚。ずっと会ってない。 さらにその後母親からは、中学を出た頃二万円を渡され失踪、自活の生活を強いられる家庭環境だったと話す。 そんな食べ物に困る生活から、人を騙して金を奪う罪で刑務所暮らしから出所したばかりというのが。 彼の言うが言えない身の上だった。 ただムショ暮らしは、やっとこれで食べる心配をせずにいられると、この時は内心ホットしたという。 そんなどうしようもない今の自分は。 きっとあんな両親のもとに生まれたからで。 これは今後とも、どうアガイテモ、どうにもならないのだろうとつい心も沈む。 しかし遺骨の引き取りは大事だと隣の島田さんや、その知り合いの近くの寺の坊主さんにも悟らされて。 とりあえず引き取り部屋に安置する。 しかし夜な夜なその遺骨箱がアオビカリするようで、怖くて眠れない。 いっそのこの近くの川に流してしまおうかとすらしてしまう。 しかしここでも遺骨を無断に棄てることは三年以下の刑罰で。 粉にすれば棄てても罪を問われないとも島田さんに言われ思い直す。 さらに遺品のケイタイの通知記録に“命の電話”との経歴があり。父親の相談は?、自殺、死んだあとの世界のこと、何だったのか?と気になる。 この作品は「大切な人に旅立たれた残された者の物語」で。 死者との向き合い方など、さまざまな角度から「生と死」を描いた作品だ。 川沿いに積み上げられた沢山の廃品の中の、昔のダイヤル式の電話。 長屋の墓石販売の息子や大家の娘らの間では。 この電話機が「あの世」と「この世」を繋げるような役割を持っており。 ファンタジー要素となっている。 また荻上監督の出世作「かもめ食堂」(00)。のような。 〈ゆるく日常を描く作風〉を《空気系(日常系)》というらしく。 これは現代日本サブカルチャーの一分野として、アニメや映画の特色として世界に紹介されているそうだ。 死者への思いを背負って生きる人びとは。 自らの日常は生きるに値するものか?。 その疑念が登場人物を捉えて離しません。 それでもこの映画は、『人はゆるく穏やかに生きて良いのだと。そんな日々に意味があるのだと』語ってくれているのです。