
星ゆたか
4 years ago

미드나잇 카우보이
평균 3.5
2022.2 ハリー・ニルソンの『うわさの男』(1969年のヒット曲) ♪Everybody´s Talkin´♪の軽快なメロデイを聴くたびに、この映画を見た時の強烈な印象を思いだす。思春記の少年が初めて大人の世界をかいま見た(都会で生きるって、大人になるって、スゴイなって、)ような記憶である。 イギリス人の監督、ジヨン・シユレシンジヤーによる“アメリカン・ニュー・シネマ”といわれた作品だ。 それまでのアメリカ映画は、フロンティアを生きる強くたくましい男、幸福な成功者のヒーローを描いてきた作品が多かった。しかしこの作品の二人の青年は、 強くもなければハッピーでもない。体制に対し反抗的でも挑戦的でもない。むしろ落ちこぼれ者だ。ベトナム戦争の泥沼化する中、生まれたノン・ヒーローの新しい青春映画とされた。 肉体自慢のテキサス出身の青年が、ニューヨークの有閑マダムのお相手をして一稼ぎしようとするが現実はそう甘くない。そんな田舎丸出しの男に、親近感を抱いたドブネズミのような生き方の男との、奇妙な友情が、ニューヨークの冬の寒さから、フロリダの夏の暑さに開花しようとした瞬間に、惨めにこぼれ落ちた。 このラストに流れるジヨン・バリーのハーモニカをフィーチャーした名曲も忘れがたい。(当時、私はこのサントラのシングル盤を買い、よく聞いた思い出がある。)