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    star3.0
    母親が行ってしまった死後の世界に魅せられて、悪魔の囁きに踊らされてしまった。   信じるものがあることはきっと素晴らしく救われた心地になるのでしょう。 けれど他人を傷つけ貶めてまで貫く信念を、ある神は、御許しになるのですね。   悪魔に唆された、弱く優しい繊細なものたち。 美しく咲き乱れる桜の花びらが散る頃、わたしの心も砕けてしまった。 絆はぼろぼろでも、あなたの身体はかわらずそこに在る。まだ、光はある。 初夏の木漏れ日が、眩しかった。
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    邦題は「見えない太陽」。 日本未公開のフランス映画、社会派の作品です。 2015年、牧場や果樹園を営むミュリエル(カトリーヌ・ドヌーヴ)。 久しぶりに訪ねてきた孫のアレックス(ケイシー・モッテ・クライン)を喜んで迎えたが、実はアレックスはシリアに渡り戦士となろうとしている……そんな話。 まさに最近テロ被害の増えたフランスの苦悩を感じるテーマです。 若者はなぜイスラム教徒になり、ISに入りジハードの戦いに臨むのか……。 ちょっとした挫折や不満を持った心の隙間にイスラムの教えが入り込むのか。 現世より死後を考えて生きる、そんな意識になる若者の実態が描かれていました。 祖母ミュリエルを演じるカトリーヌ・ドヌーヴは威厳や貫禄がありました。 牧場での仕事も厳しいし、孫アレックスの事も何でもお見通しの目で見る。 そんな強さのあるミュリエルは旅立つアレックスを厩舎に閉じ込めたり必死でした。 同じようにシリアに渡り戻って逮捕された若者フアドに説得を頼んだり。 でも何をしても洗脳されたような若者は気持ちを変えない。 アレックスの恋人リラなんて教義に反する事を嫌い、無信仰の人から盗むのは罪にならない、などと極端なイスラム傾倒ぶり。 結局、国境で捕まる若者たち、そして心労(?)で入院するミュリエル。 アレックスはどうなるかわからないけど、果樹園でフアドが働くようになったのはほんの一筋の光かもしれない。 御年75歳のカトリーヌ・ドヌーヴ、つまらない作品もあるけれど、今回は彼女の貫禄と哀しみを感じさせる作品でした。 ついでにトヨタの車だけでなく、ヘルメットが「Arai」だった! さすが世界のアライ・ヘルメット!
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