코멘트
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    star1.0
    「何もかもが酔いしれ過ぎた映画。」 ジョージ朝倉の同名少女漫画の実写化。途中まで高校生のつもりで見てたが、中学生だと知り戦慄した。流石に中学生には見えねえよ。 久々に超地雷に出会ってしまった。主演の2人は「ディストラクション・ベイビーズ」では良かったのになあ。とにかく、説明不足な割に演出が無駄に凝ってるせいでテンポが悪い。テンポ悪いくせに主役の2人が付き合うまでは恐ろしく早過ぎて逆に描写不足という訳のわからなさぶり。 台詞もなんかポエム読んでる感じで聞いてるこっちが恥ずかしいし、夏芽とコウの自分に酔ってる感が凄くて付いていけない。音楽もそこでこんな荒々しいBGMかけんの?とか、 どうみてもシリアスな場面で軽過ぎる歌が流れたりとか微妙に合ってない。加えてクライマックスの展開は開いた口が塞がらなくて暫くポカンとなったわ。もうこれはシリアスな笑いだと思うしかない。 原作の少女漫画もこんな荒唐無稽なストーリーなのか。まあ少女漫画てのは得てして荒唐無稽さも魅力の1つではあるけどさあ。少女漫画実写でも面白いモノはあるんだけどなあ。 無理やり褒めるとこを探すなら、小松菜奈が可愛かったコトぐらいか。あ、田舎の風景も良かった。 ----------ここからネタバレ---------- レイプ魔が1年後にまた夏芽を襲いに来たのには失笑しか無かった。つーか1年で出てこれるんだ。しかも最後現実なのか妄想なのかアヤフヤな感じで終わったし。
    190
    椿のシーンが好き。通じ合ったと思った心が一瞬で持ち去られるのが分かる表情。かけられた「困ったことがあったら俺に言えよ」の言葉の届いてなさが余りにも伝わるカメラワーク。こんなにコマ割りが見えるカメラワークがあるなんて。最高!
    110
    アートなシーンの置き方、役者の自然な演技の引き出し方、音の効果的な使い方、ストーリーの起伏の作り方、それぞれにおいて監督が素晴らしい。 海に沈んでいくコウや、2人乗りの自転車が闇に消えるシーンを、コウの心の闇に重ねている。夏芽はペディキュアを黒に塗りながら、“白”を象徴としているコウからの脱皮、1つ赤に塗る事で、大友への心の動きを表現している。などなど、監督が“色”を象徴的に操っているのがスゴイ。無音や、荒々しい音、または夏芽の気持ちをそのまんま歌詞にしたような可愛いポップソングを使い分けていて、音の使い方も妥協してない。 原作は見てないが、普通の少女の恋愛モノで終わるかと思いきや、ラストに大きな機転もある。その機転のおかげで、タイトルの「溺れるナイフ」の重みがぐっと増している。 編集を加えずに、役者の思うがままの動き方を自由にさせているシーンがいくつも登場する。小松菜奈・菅田将暉の好演も光るが、監督が役者に、役になりきらせて一気に撮っているように見える。だから、見ていて引き込まれるし、アートを重ねるシーンとうまく緩急が出来て、見飽きないのだと思う。 原作の骨太さと監督の技術が上手く噛み合った、とても素晴らしい映画。
    80