日本でも報道され話題となった『フリッツル事件』を描いた作品なので、これを評価するのは難しいですね。(ストーリーを抜きにして作品自体の出来でスコア付けてみました) 実際にはこれより酷かったとの事で、この父親の気持ちが理解し難かったです。 子供が可愛くて心配で手元に置いておきたいというのとも違いますし、自分の子供を一人の女性として愛してしまったのとも違いますもんね。 そのどちらかなら、監禁するにしても経済的に許す限り衣食住に不自由させないようにして、もっと大切にしますよね。 そういう気遣いも無く、まるで所有物のような扱いをする姿はまさしく鬼畜でしたね。 結局、この父親が娘を監禁したその理由や気持ちは、この作品を観ただけでは分からなかったのですが、いったい何故だったのでしょうか？ 自分は胸糞な作品、嫌いじゃないんですけど、胸糞なお話はフィクションで十分ですね。

いやー……。やっぱり孫は可愛いんですかね ? 父親の気持ちが全く分からない。 成人してからの性的虐待ってあるもんなんですね。元々DVっぽいし、今までは母親が捌け口だったのかな……? 定期的にこういう事件明るみになるし、今もどこかで……と思うと…… 子供が可哀想すぎる。

オーストリアで起こった「フリッツル事件」を元に作られた映画。同様の2015年アカデミー主演女優賞受賞作品『ルーム』と人物設定がやや異なるが、こちらの方が実話には近い。ただ、事件の概要を読んでみた上で鑑賞すると、この映画の下敷きが『ルーム』であるのは否めないと思う。 感動に向けての脚色度は薄いが、それなりに構成されたストーリー展開で映画としては及第点....と語ってはいるが、実話の方が酷い話だからである。 (長期)監禁事件は何年かに一度大きな事件を見聞きする機会があるけれど、明るみに出ないだけで実際はもっと多いのではないかと思ってしまう。犯罪のヒントになりかねない映像作品の扱いは難しい。 自分の子供を、自分の持ち物の様に勘違いしている過干渉・過保護の親が見たとしても、その間違いに気付かされる内容では無い。