終わった瞬間ポカーンとなって、0.1秒後ようやくシナプスが繋がって、あ、そう言う事か！って気付くんですよね。そうなんです、同時のように見せ掛け、実は時系列が二つ用意されていたのですね。 不穏な雰囲気が続くオープニングロールが現在進行している話で、一方、本編が始まると、それは過去の出来事と言う難解な演出だったのです。 なるほど思い返したら、ケイシーが子供の頃の時系列で、ケイシーを見つけられないことに苛立った強盗犯が壁を叩いてイタタって、何？この違和感を覚える演出？って思いましたが、それが冒頭の慈善仮面舞踏会での美術商の何気ない『冷えたら昔痛めた手の関節が痛むんだ』の会話に繋がっていたとは。 また、最初、ケイシーとテレビを観ながら話をしていたのは姉で、ケイシーを追いかけてマスクを取って説得していたのがヘビーシッターだったとか。 終わった後に気付きましたが、最後、ケイシーを撃って、どうせ死ぬだろうからと、わざわざマスクを取って顔を見せたの、そうだ、美術商でしたよね。 それにしても、思い切りミスリードを起こさせようとした作品と言う印象です。こう言う作風、嫌いじゃ無いのですが、一番楽しんでいたのは監督かも。

あーと最後はなりましたが、理解するのにネタバレサイトを見てなんとか理解。何かあるなと思いながら観てたけど、まったくわからなかった。緊迫感もそれなりにあってよかった。