繊細な絵画のような美しさを持つオルガ・キュリレンコの鬼気迫る復讐劇は、けしてスカッとするものでは無いけど、ラストには胸のすく思いがした。 ただ、元軍人なのだからチンピラ相手にくらいならスキルが通用するのかもしれないけど、オルガの線が細すぎてアクションシーンに少し無理を感じてしまうんだよね。 リアリティに欠けると言うか… ま、それでもレイプリベンジ系は最後が肝心！ 主人公の執念、妹への想いに拍手喝采です。

シリアでPKOに従事するフランス陸軍のクララは、現地児童の自爆テロで仲間を失い帰国、国内の歩哨に異動になるがPTSDで薬物依存になりつつあった。 士官学校を首席で卒業し、5カ国後を話せる自分が歩哨任務に就くことに納得できないクララだったが、母と妹ターニャの3人で暮らせる日々の中で自身の回復に勤めていた。 ある日、ターニャとクラブに出かけ、お互いに別の相手を見つけて別れたが、翌日、ターニャはレイプされ昏睡状態に陥っていた。 クララは独力で容疑者を見つけるが、容疑者はIT長者の息子で警察がうかつに手を出せないことを知ると、単身で復讐を果たすことにする。。。 ---------------------------------------------- ありがちなストーリーをオルガ・キュレリンコの魅力だけで描くのはムリがありました（笑）。 前半のカメラワークはいい感じでしたが、復讐を始める後半以降はもうグダグダで、編集もマズくてわかりにくく、オルガのファン以外は最後まで観るのもツラいかも。 自分はオルガだけで最後までいけましたが、作品的にはもうちょっと何とかできたはず( ･᷄･᷅ )。

単純に復讐アクションだけど、ラスト急にそう展開するんかい笑なところがある意味面白かった