てる5.0面白かった。 天皇が国民に敗戦を伝えるラジオ放送の前日の話なのだが、こんなにもドラマチックでこんなにも熱い男たちの話があったなんて。 敗戦を受け入れられず、一部の者がクーデターを起こす。その気持ちが痛いほど伝わってくる。今まで戦ってきた意味、死んでいった者たちへの弔い、そういった想いがあるからこそ、敗戦をすんなり受け入れることは出来ない。 たぶん平和ボケしている我々なら、もう苦しまないで済むと、むしろ心穏やかになるかもしれないが、当時の兵隊たちはそうもいかないだろう。 一本気というか、純粋というか、お国のために命を懸けて戦ということを洗脳されてきたわけだし、そうでなくとも引くに引けないというとこまで来てしまっていたのだろう。 そう思うと、あそこで国民を想い、敗戦を受け入れた天皇、首相を始めの閣僚たちの判断は英断と言いたい。 この作品は反戦映画としても優れているけど、何よりも映画というエンターテイメントとして完成している。カメラワークも古臭くさくないし、ワンカットワンカット目が離せない。たぶん、現代で謂えば、『シン・ゴジラ』並みのビッグキャストでとんでもなく予算をかけた超大作だったのだう。キャストとスタッフの本気が窺える。 当時の役者は当然戦争を体験している人達だし、その演技に対する熱量は凄かったのではないだろうか。やはり、現代の役者よりも辛い時代を生きている人達だけあって、当時の生のお芝居がそこにはある。 今の役者を否定したいわけじゃないが、戦争に近い時代を生きた人でないと出せない味がある。それは育った環境が違うわけで当然そうだと思う。教育も違うし、食べている物も生活水準だって違うのだ。やはり、平和な時代で育った我々が綺麗な映像で戦争映画を撮っても真に迫ることはないだろう。辛い時代に生きた役者が演じ、白黒のざらざらな画で観るからこそこの作品は映える。これは唯一無二だろう。 この映画は毎年夏に放送するべきだ。좋아요13댓글0
るき4.5「シン・ゴジラ」をきっかけでこの作品を見ました。教科書では数行で終わっている中に、これだけのことがあったとは・・・約50年前の作品という古さを感じません。複数の場面が同時に進み、迫力と緊張感がすごい좋아요9댓글0
アリちゃんパパ3.5昭和20年8月15日に天皇陛下の玉音放送が行われるまでの激動の1日を描いた歴史劇の名作です。 至高のエンターテイナー岡本喜八監督作品なだけに緊迫感が半端ではありません。 三船さんの阿南陸相は、流石の貫禄です。 近年原田眞人監督が本作をリメイクしてますが、阿南の家庭人としての描写など緊迫感を削ぐ無駄なシーンを入れてしまったので本作と比べると完成度が低いです。좋아요8댓글0
ぴよそら5.0昔観たことがあると思うのですが大雑把にしか覚えてなくて、今回は最後までとても興味深く観れました。 とにかく俳優陣の熱量がすごい!皆迫真の演技。戦争経験者達ばかりですものね。 苦悩する渋い三船敏郎、穏やかだけど凛とした笠智衆、ギラギラしている黒沢年雄、とにかく怖い天本英世…などなど他にも当時のオールスター勢揃いです。 陸軍の将校達の狂気が吹き荒れて、とても疲れました。 でもよくぞこの映画を作ってくれたと感謝します。 今回はもうすぐ百歳になる母と観ましたが、若い人達にも腰を据えて観てもらいたい。リメイク版はどうなのかなあ?좋아요5댓글0
YOU4.0岡本喜八が監督を務めた、1967年公開の歴史サスペンス。 ・各々の日本人としての葛藤をただただ淡々と捉えていくだけの157分。『日本のいちばん長い日』という実に秀逸なタイトル同様、過度な肩入れも不必要な内面描写も一切無いこの即物的な語り口こそが、戦争の持つ不条理性・暴力性をむしろ浮き彫りにしている。 ・一本の群像劇としても実にハイクオリティ。これだけのパートが並列されているにも関わらず話の本筋を見失うことのない周到な作り。 ・役者陣による「熱演」というよりも「力演」の迫力にも終始圧倒される。 ここ数本は尺も短めのライトな作品を続けて観ておりましたが、たまにはこういう「尺もテーマもズッシリと重たい作品」も良いですね。しかしその「重たさ」に飽きや疲労を感じさせる隙は一ミリも無く、むしろ話が進むに連れてズルズルと引き込まれていきました。日本の戦争映画といえば特に近年は兵士や民間人の視点から戦争の「悲劇性」にフォーカスしたヒューマンドラマが大半を占めると思うのですが、ある意味その真逆とも言える極めて温度の低い即物的な演出からは戦争の不条理性・暴力性のみならず「話が通じなければ動かしようもない現実」という奥行きすらもたらせています。だからこそ本作は今を生きる若い世代にとっても大いに観る意義のある作品ですし、こうして作品から受けたショックを自分なりに咀嚼し考えを巡らせるという体験性もまた映画の持つ大きな役割だと思います。という事で、やはりこれはあらゆる意味で「今自分は映画を観ている!」と常に意識させる作品でございました。リメイク版も気になる! 個人的には、主要登場人物15人の写真が配された公開時ポスターの方がオールスター映画感があって好き。『オリエント急行殺人事件』(1974)然り、大人数のバストアップ写真をただ並べただけのポスターってどうしてあんなに良いんでしょうね。「アベンジャーズ」や「ワイスピ」もせっかくの超オールスター映画なんですから、イナバ物置形式は一旦止めてこっちを採用していただけないものですかね。좋아요5댓글0
LIBRO4.5字幕必須 戦前・戦中を実際に生きた人達が演じてるので、迫力のケタが違う。もはや演技というより、ドキュメンタリーのような緊張と迫力がある 見てる側の緊張と妙な興奮が、最後まで持続する稀有な名作 難点をあげるなら、緊張度が高すぎて、娯楽要素皆無なのは、好みが割れそう 【余談】 鈴木と阿南の2人は尊敬し合う中で、鈴木は親しみを込めて阿南(あなみ)を「あなん」と呼んでいた 一方阿南も鈴木を大変尊敬していて、鈴木が侍従長だった頃の侍従武官で、その頃から鈴木にとても心酔してた좋아요4댓글0
てる
5.0
面白かった。 天皇が国民に敗戦を伝えるラジオ放送の前日の話なのだが、こんなにもドラマチックでこんなにも熱い男たちの話があったなんて。 敗戦を受け入れられず、一部の者がクーデターを起こす。その気持ちが痛いほど伝わってくる。今まで戦ってきた意味、死んでいった者たちへの弔い、そういった想いがあるからこそ、敗戦をすんなり受け入れることは出来ない。 たぶん平和ボケしている我々なら、もう苦しまないで済むと、むしろ心穏やかになるかもしれないが、当時の兵隊たちはそうもいかないだろう。 一本気というか、純粋というか、お国のために命を懸けて戦ということを洗脳されてきたわけだし、そうでなくとも引くに引けないというとこまで来てしまっていたのだろう。 そう思うと、あそこで国民を想い、敗戦を受け入れた天皇、首相を始めの閣僚たちの判断は英断と言いたい。 この作品は反戦映画としても優れているけど、何よりも映画というエンターテイメントとして完成している。カメラワークも古臭くさくないし、ワンカットワンカット目が離せない。たぶん、現代で謂えば、『シン・ゴジラ』並みのビッグキャストでとんでもなく予算をかけた超大作だったのだう。キャストとスタッフの本気が窺える。 当時の役者は当然戦争を体験している人達だし、その演技に対する熱量は凄かったのではないだろうか。やはり、現代の役者よりも辛い時代を生きている人達だけあって、当時の生のお芝居がそこにはある。 今の役者を否定したいわけじゃないが、戦争に近い時代を生きた人でないと出せない味がある。それは育った環境が違うわけで当然そうだと思う。教育も違うし、食べている物も生活水準だって違うのだ。やはり、平和な時代で育った我々が綺麗な映像で戦争映画を撮っても真に迫ることはないだろう。辛い時代に生きた役者が演じ、白黒のざらざらな画で観るからこそこの作品は映える。これは唯一無二だろう。 この映画は毎年夏に放送するべきだ。
るき
4.5
「シン・ゴジラ」をきっかけでこの作品を見ました。教科書では数行で終わっている中に、これだけのことがあったとは・・・約50年前の作品という古さを感じません。複数の場面が同時に進み、迫力と緊張感がすごい
アリちゃんパパ
3.5
昭和20年8月15日に天皇陛下の玉音放送が行われるまでの激動の1日を描いた歴史劇の名作です。 至高のエンターテイナー岡本喜八監督作品なだけに緊迫感が半端ではありません。 三船さんの阿南陸相は、流石の貫禄です。 近年原田眞人監督が本作をリメイクしてますが、阿南の家庭人としての描写など緊迫感を削ぐ無駄なシーンを入れてしまったので本作と比べると完成度が低いです。
zizi
4.0
스포일러가 있어요!!
ぴよそら
5.0
昔観たことがあると思うのですが大雑把にしか覚えてなくて、今回は最後までとても興味深く観れました。 とにかく俳優陣の熱量がすごい!皆迫真の演技。戦争経験者達ばかりですものね。 苦悩する渋い三船敏郎、穏やかだけど凛とした笠智衆、ギラギラしている黒沢年雄、とにかく怖い天本英世…などなど他にも当時のオールスター勢揃いです。 陸軍の将校達の狂気が吹き荒れて、とても疲れました。 でもよくぞこの映画を作ってくれたと感謝します。 今回はもうすぐ百歳になる母と観ましたが、若い人達にも腰を据えて観てもらいたい。リメイク版はどうなのかなあ?
YOU
4.0
岡本喜八が監督を務めた、1967年公開の歴史サスペンス。 ・各々の日本人としての葛藤をただただ淡々と捉えていくだけの157分。『日本のいちばん長い日』という実に秀逸なタイトル同様、過度な肩入れも不必要な内面描写も一切無いこの即物的な語り口こそが、戦争の持つ不条理性・暴力性をむしろ浮き彫りにしている。 ・一本の群像劇としても実にハイクオリティ。これだけのパートが並列されているにも関わらず話の本筋を見失うことのない周到な作り。 ・役者陣による「熱演」というよりも「力演」の迫力にも終始圧倒される。 ここ数本は尺も短めのライトな作品を続けて観ておりましたが、たまにはこういう「尺もテーマもズッシリと重たい作品」も良いですね。しかしその「重たさ」に飽きや疲労を感じさせる隙は一ミリも無く、むしろ話が進むに連れてズルズルと引き込まれていきました。日本の戦争映画といえば特に近年は兵士や民間人の視点から戦争の「悲劇性」にフォーカスしたヒューマンドラマが大半を占めると思うのですが、ある意味その真逆とも言える極めて温度の低い即物的な演出からは戦争の不条理性・暴力性のみならず「話が通じなければ動かしようもない現実」という奥行きすらもたらせています。だからこそ本作は今を生きる若い世代にとっても大いに観る意義のある作品ですし、こうして作品から受けたショックを自分なりに咀嚼し考えを巡らせるという体験性もまた映画の持つ大きな役割だと思います。という事で、やはりこれはあらゆる意味で「今自分は映画を観ている!」と常に意識させる作品でございました。リメイク版も気になる! 個人的には、主要登場人物15人の写真が配された公開時ポスターの方がオールスター映画感があって好き。『オリエント急行殺人事件』(1974)然り、大人数のバストアップ写真をただ並べただけのポスターってどうしてあんなに良いんでしょうね。「アベンジャーズ」や「ワイスピ」もせっかくの超オールスター映画なんですから、イナバ物置形式は一旦止めてこっちを採用していただけないものですかね。
邊見 猛
5.0
스포일러가 있어요!!
LIBRO
4.5
字幕必須 戦前・戦中を実際に生きた人達が演じてるので、迫力のケタが違う。もはや演技というより、ドキュメンタリーのような緊張と迫力がある 見てる側の緊張と妙な興奮が、最後まで持続する稀有な名作 難点をあげるなら、緊張度が高すぎて、娯楽要素皆無なのは、好みが割れそう 【余談】 鈴木と阿南の2人は尊敬し合う中で、鈴木は親しみを込めて阿南(あなみ)を「あなん」と呼んでいた 一方阿南も鈴木を大変尊敬していて、鈴木が侍従長だった頃の侍従武官で、その頃から鈴木にとても心酔してた
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