韓国ドラマでダントツに高いクオリティ。 登場人物はみな社会人の夢である嫌な上司に土下座をさせるという超人補正はなく、できないことはできず、妥協すべきとこは妥協する。だからこそ、現実に準えて感情移入してしまう。 ああ、新入社員のときこうだったなぁとか、こんな上司いるわぁ、から、会社という狭い枠の中で予想できぬストーリー。本当に素晴らしい。 最後の落とし所も無理なく納得のいくもの。事実上の主人公であるオ課長があまりに人間臭く、キャラもさることながら、演者さんが最高。 会社は戦場。外は地獄。大きな企業で働く人なら特に響く言葉だが、道は思いのほかどこまでも広いのだと思い知らされた。

大手商社に契約社員としてコネ入社した主人公が社会人、ビジネスマンとして成長していく姿を、会社内での派閥争い、癒着、組織内での軋轢、人間関係を交えながら描いた秀作。会社のオフィス、屋上等の舞台設定や、音楽選曲、それぞれの役者選定、何をとっても優秀で、日本版の「hope」は足元にも及ばない。

囲碁のプロを断念し、コネで商社に採用された主人公が持ち前の誠実さと囲碁で鍛えられた記憶力や勝負感を武器に頑張る姿を描いた商社ドラマの傑作です。 中途半端な妥協を廃して、主人公や上司、同僚が仕事や人間関係に苦悩しつつも頑張る姿を浮き彫りにした脚本が秀逸です。堅実な演出も光ります。 主人公役のイム・シワンも頑張りましたが、無表情な中にも表情の変化をつけられるように修行する必要があるでしょう。 次長役のイ・ソンミンの圧倒的な演技力には、ただただ感心するばかりでした。