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star3.5
武正晴監督、足立紳脚本によって製作された2014年の日本映画 ・ 第39回日本アカデミー賞において安藤サクラが最優秀主演女優賞、足立紳が最優秀脚本賞を受賞 ・ 自堕落な引きこもりの32歳独身の斎藤一子。家を追い出された一子は100円ショップで働き出す。そんな一子はボクサーの狩野との出会いがきっかけでボクシングを始めるといった展開 ・ 登場人物はクズばかり。まともなのはお母さんぐらいかもしれない。そもそも主人公の一子がひどい。やる気もなければ生気もない。そんなお肉もだるんだるんの一子がボクシングをきっかけに変化していく様はカッコいい。もちろん人生はそんなに甘くない。この作品の良いところは、そんなに甘くない人生を踏まえた脚本だ。人生に不満を持つ登場人物ばかりの中で生きていく一子。自堕落な人間が必死になっていく姿は感動的 ・ そんな一子役は安藤サクラ。すっかり朝ドラで有名女優になったが、映画界ではとっくに演技派女優として知られた存在だった。家族も全員俳優のサラブレッドと思われがちだが、誰の影響を受けたわけでもなくオンリーワンの女優。太った身体から引き締まった身体にしている役作りもすごい。朝ドラの彼女も素敵だったが、やはり映画で活きるタイプだ。朝ドラは明るかったが暗い配役が特にハマる。でも彼女の持つパワーは人に伝染する。その力強さに魅せられてしまう。これからも楽しみな女優さん ・ 狩野役の新井浩文。言わずと知れたいろいろあった人。この人はかなり良作に出演していた俳優なので、そのダメージは大きい。ピエール瀧といい良作に必須な俳優が不祥事を起こしてお蔵入りとかやめてほしい。この作品の新井浩文は安藤サクラよりは目立たないけど、その存在感はやはりそこら辺の俳優とは違う。本当にもったいない。個人的には面白い作品が見たいだけなので、俳優がどんな不祥事を起こそうと関係なく映画を上映して欲しい
80