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2020.7.24.127 【宿主あってのパラサイト(寄生)】 ネタバレあり 2019年末に公開され、いろんな賞も受賞し話題に。ようやく観れた。 大学生のギウとその家族は韓国の貧困層で“半地下”と呼ばれる物件に住んでいる。ある日、友人に「高校2年生の女の子の家庭教師を頼みたい」と言われ、彼女の家庭教師となる。その家庭は富裕層でギウからしてみれば目映いばかりのブリリアントな暮らしぶり。そこでギウ一家のパラサイト計画がスタートするのだった。女の子のお弟の家庭教師としてギウの妹ギジュンを紹介。さらに主人(社長)の専属ドライバーとして父親を、家政婦として母親を紹介し、一家全員で金持ち一家へと寄生にすることに成功。このあたりまでは楽しく観れた。 その後は、隠そうにも隠しきれない半地下暮らしの“ニオイ”や、言葉遣い、作法、振舞い、品性…。育ちが生活環境が違うが故の部分が顕れ始めて、じわじわとジウ家に屈辱感が充ちてくる。さらに追い落とした元家政婦が再登場したことによりパラサイト計画が大きく狂い大惨事となるのでした。正直あそこまで大事にしないほうが内容的に良かったのでは?と思えるが、それでもとても面白い作品だった。貧富によるいろいろな格差に切なくもなった ギウ母が呟いた「お金は顔のシワを取るアイロン」という言葉が印象深い。富裕層の誕生日パーティーで歌われてた“魔笛”かな?めちゃくちゃ上手だったな。
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