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実家大槌の物語なので、出来てすぐに見たかったけれど、コロナ禍で映画館に行けずやっと観賞。 ドキュメンタリータッチで、映画というよりは、ドキュメンタリー番組みたいにリアルに出来ていたと思う。 西田敏行の話し言葉は、本物の東北の人ぽくて流石です。 10年近く経とうとしているけれど、何も無くなって時が止まったままの故郷と心の中でも止まったままで、昨日の事のように思っている町の人たちがいます。娘さんは流されてしまっているのに、昨日また娘は仕事だから都会に帰ったよと言う人、(亡くなっているのに)孫たちは昨日久しぶりに帰省してきてたんだけどすぐ戻ってったとかいう人、おかしくなってしまった人がたくさんいます。切ない。 知人も友人もあの人もこの人も流されてしまった…帰るたびに暗い町。見たくないけれど、十何年住んだ場所だからやっぱり愛おしい。あの津波さえなければ良かったのにと思う。
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