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「愛と死」 長年連れ添った妻がひとりでは何もできなくなってしまい、夫の献身的な介護生活が始まる 年を重ねるごとに自分で出来ることは少しずつ減っていってしまう。 そのとき、そばに誰がいてくれるのだろう。誰に、どういう扱いを受けるのだろう。彼女の希望通りにしてあげることが本当の愛なのか間違いなのか 誰しもが避けて通ることのできない老いと死、そしてそこにある愛を、時には痛みを感じ取れるほど丹念に描き、見ている側の心に大きく訴えかけてくる。 "愛"とは美しい言葉だけど、ミヒャエル・ハネケは、愛だと思っているものの表皮をはぎ取り、その正体を前面にさらけ出す そこに"愛"の側面と避けられない現実を突きつけられた気がします。 見て損はない素晴らしい作品でした!
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