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死後数十日が経過して発見されたビリー・ストークなる老人の人生を、主人公のジョンが知人や遺族を訪ね歩きながら遡っていく変形ロードムービー。 ジョンの仕事は、故人の生きた証を辿り、故人の信仰していたスタイルで葬るシンプルなもの。膨大な時間と手間がかかるし、そこまでして葬った故人が喜んでいるのか知る術は無い。見返りどころか、お礼の言葉すら期待できない彼の仕事は世の中に必要なのだろうか。彼の真心を、どこかで誰かが見てくれているだろうかと考えさせられます。 結末にささやかな希望があり、その瞬間泣き崩れてしまいました。素晴らしい作品です。
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