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Sae Darcy

Sae Darcy

5 years ago

4.0


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Cries and Whispers

Movies ・ 1972

Avg 3.7

愛に飢えた人は、人を愛せない。 長女と三女はなんとも疑り深く邪心に溢れいてる。対してアンナは自分の子でもないのに誰よりも次女を大切にし、次女は亡くなった後も家族を心配するような愛情を持つ。 この対比の裏に、長女も三女も愛されず満たされずの様子が描かれていて、こんなに裕福でも(それが1つの理由かもしれないけど)人生をただ生きることへの苦悩がありそれ故に他に心を開くことができなくなっているのがわかる。 次女は病気がちだったから幸か不幸か外界との接触がなくアンナとの親密で本物の関係を築くことができたのかなと思った。 次女が亡くなったときの神父さんの言葉、「何のために生きてるのか」。そんなこと思春期の時期だけに考えてしまうことなのかと思っていたけどそんなことないね。今もずっと考えていまう、永遠の謎。 アンナがベッドに入って寝かしつけてあげるシーンにあまりに感動して心がくしゃくしゃになった。優しい人に幸がある世の中になりますように。 ヨーロッパ映画は独特なあの静けさと暗さが苦手なのに、自分でも不思議、これは最後まで目が離せなかった。