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hanako

hanako

3 months ago

3.5


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Mobile Suit Z Gundam

Series ・ 1985

Avg 3.9

2026/1/17 <悪い所> とにかく分かりにくい!! ・地球連邦vsジオンの構図から、地球連邦の内乱へ。この辺りの前提や用語の説明抜きで唐突に始まり「?」状態。 ・出てくるモビルスーツの種類がやたら多く敵味方の機体の識別も難しくて、戦闘中に何が起こってるか分からん。私はガンダムとザクの2種類で限界なのよ。笑 ・Zガンダムで出てくるキャラが「情緒不安定・直情型オールスターズ」。唐突な行動や言動が多くて訳わからん。 <良い所> それでも最後まで観れた理由 ・カミーユとシャアの顔がいい(重要)。 ・主人公のカミーユが好き。繊細で真っ直ぐな少年で、ニュータイプ能力が高すぎたために世界の歪みを受け止め過ぎて壊れる。アムロは作中での成長で楽しませてくれたけど、カミーユは壊れていく過程をハラハラ見守った感覚。 ・かつてのホワイトベース乗組員の“今”と、彼らとシャアの絡み・共闘にグッとくる ・逆襲のシャアに繋がる部分を感じられる ◆ 初代ガンダムの1年戦争から、作中の時間軸では7年経過、製作年としては6年経過。音楽が全体的にシティポップ調で時代感じる~。(初期のOP「Z・刻を越えて」は結構好き) 初代ガンダムの1年戦争で地球連邦軍が勝ち、これで世界は安定すると思いきや全くで、むしろ色んな思想や立場が入り乱れて世界の歪みはどんどん増幅されていく。 初代では人類や連邦軍の希望だった「ニュータイプ能力」の、破滅的な側面をZガンダムで描いているのかな。人工的に作られたニュータイプ(=強化人間)という概念がZガンダムで出てきて、強化人間が絡むと100%悲劇が起こる。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆【ここからはネタバレ】 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ <印象に残った話> #1 カミーユ・ビダンのビダンは美男ってことですか?初っ端からアムロやララァと同等レベルのニュータイプという描写。 「女みたいな名前」とからかわれただけで(高感度のニュータイプだから「聞こえてしまった」だけな感じがする)、ブチ切れるカミーユ。初回からぶっ飛んでるな…不安だ。(この不安は的中し、最後まで解消されない①笑) #2 カミーユがガンダムに乗り込み、「アムロの再来」とまで言われる。が、乗った理由が「女みたいな名前」とからかってきた奴への仕返し(なにそれ)。ブライトもいきなりバスク・オムに殴られてるし…その後も理由なき暴力に次ぐ暴力。この世界観不安だ…(この不安は的中し、最後まで解消されない②) #9 カイ・シデン登場!軟弱じゃない!笑 ウォンさんの「修正」(=Zの中で言う、制裁ビンタ)はテストに出るから覚えてね~。 ◆ #10~19くらいは、ホワイトベースメンバーがかなり出てくるので、Zの中で唯一楽しんで見れた部分。 #13 アムロ、フラウ・カツ・レツ・キッカ登場! 自分をシャアと認めないクアトロに、「修正」食らわすカミーユ、すっかり暴力に染まってる…「これが、若さか…」と涙流すシャアに笑う。 #19 初代ガンダムのホワイトベースメンバーが奇跡的な攻防戦を繰り広げて生き抜いたのは、ミライがいたからかも、と思うくらい、ミライの安心感ハンパない。彼女がいたから、ホワイトベースは「兵器」じゃなく「家」であり仲間は「家族」だったのかも。 #25 カツの下心からのやらかし、大丈夫?この子とても不安だ…(この不安は的中し、最後まで解消されない③) #34 カミーユ→クアトロの「修正」2回目! レコアさん承認欲求が強すぎて敵の手に。レコアさんも戦災孤児だったのね。戦争ばかりの世界で、子供がまともに育たない結果、世界がどんどんおかしくなっていく負の連鎖を感じたよ。カツもさ、子供の頃から戦いの中にいたからおかしな風に育っちゃったんじゃないかと。 #36 フォウを目の前で殺されたカミーユに、アムロとシャアがかつてララァを死なせた過ちを重ねる。アムロとシャアのWメンターって、カミーユ、これすごいことやで? ◆ #37 この話がZで1番好き。逆に、この後悪いことしか起こらないので最後の救いの回。 シャアの全世界に向けた演説がよい。そもそもシャアはなんでエゥーゴにいるの?ってずっと疑問だったのが、経緯や考えが分かって腑に落ちた。シャアは優れた戦闘員である以上に、カリスマ性のあるリーダーであることを皆が(特にアムロが)認めていて、援護する姿に感動した。そしてセイラもでてきたね!セリフはなくて残念だけど。 杯片手に語り合うアムロとシャア(あれだけ生死をかけて戦ったのに!)と、ベルトーチカとカミーユ(あれだけ反りが合わずに喧嘩してたのに!)、それぞれの打ち解けた会話がいい。 カミーユは繊細な理想主義者だね。(思えば、この辺りからカミーユの精神崩壊の兆候は出てきていたのかもしれない) ◆ #40 お姉さんポジションのエマ&レコア、幼馴染のファ、運命の相手フォウ。もう十分やろと思ってたらトドメの妹属性のロザミアが登場。Z第二章「カミーユが主人公のラノベ」が始まる(嘘)。 #46 サラを撃てないカミーユとカツ、レコアを殺せないファ、とか、敵なのに攻撃できない、敵なのに守ってしまう、みたいな悶々とした時間がとても不毛…もう好きにやってくれ。 #49 ロザミア、カツ、レコア、ヘンケン、ジェリド、エマ…敵も味方もどんどん死んでいく。カミーユの精神崩壊の進行がマズイよ…宇宙空間でヘルメットのバイザー上げたよ?誰か早くカミーユを隔離しろ! #50 えぇ~~~これで終わり?全てにおいて何も解決していないし、出てきた人たちが大体死ぬか戦闘不能になるかで、観終わった後の爽快感皆無。 ◆ <所感> Zの世界線は、戦う理由が空洞化しているね。怒りや悲しみ、寂しさや承認欲求のために戦ってて、全体的に戦闘も生死も必然性が薄くて印象に残らない。 シャアとアムロの女性との向き合い方が興味深かったな。シャアは女性に優しくてスマートだけど心は開いてないし基本的に利用するスタンス。アムロは不器用だけどきちんと向き合ってる。このあたり、ララァやクェスの扱いに出てくる。シャアはリーダーシップ、アムロにはフォロワーシップがあったんだなって思う。