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たっちゃん-半変人のお調子者-

たっちゃん-半変人のお調子者-

4 years ago

3.5


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Jurassic World: Dominion

Movies ・ 2022

Avg 3.5

前作の恐竜を人間世界に解き放つという衝撃のラストから4年。 恐竜達と人間の共存の可能性をどのように示してシリーズを締め括ってくれるのか、とても期待していた、んだけど… もうおじさんなのにお色気ムンムンでカッコ良すぎるマルコム博士の風貌やグラント博士とサトラー博士が元鞘に収まった事、ラストのウー博士の付き物が取れたかのような晴れやかな笑顔(元はと言えばお前のせいだとは思うけど)、メイジーが成長してめっちゃ可愛くなってた事、などなど良い所もいっぱいあったと思う。 しかし、いくらなんでもジュラシックシリーズの一作、しかも最終作なのに、恐竜の存在が薄くなってないかな。そりゃ種類も数もいっぱい出るけど、出りゃ良いってもんじゃない。この物語において人間の一番の脅威であり、物語の主軸にあるのは恐竜ではなくイナゴ。人間と恐竜の共存はどこに行ったんだよ…これじゃあ、前作のとんでもない事になった!というエンディングが台無し… せっかくの盛り上がり所であるクライマックスの恐竜バトルも、ワールド1作目のインドミナス・レックスのようなどうしても倒さなければいけない悪役感をギガノトサウルスは全く出せていないし、更に恐竜バトルが主人公達の脱出とは全く関係無く始まる挙句、めちゃくちゃ邪魔になるから、グラント博士の言う通り「好きに戦え」としか言いようのない、物語上どうでもいい場面となってしまっていて、とても残念だった。Tレックス登場のタイミングも雑だし…1作目のクライマックスにしろ、ワールドのインドミナス戦にしろ、ちゃんとストーリーの流れに則って登場してたから上がるのに、今回は取ってつけた感満載の登場でなんだかなぁと思った。 あとサントスが何のお咎めも無く退場したのも引っかかる。 彼女はレーザーポイントを使う事でアトロキラプトルにオーウェン達を襲わせていて、これは人間が恐竜にリスペクトする上での共存というこの映画のテーマの反対、人間が恐竜を支配して共存するという、恐竜へのリスペクト0の卑劣な行為であるはずなのに、彼女は結局恐竜の餌食になる事は無く、物語から退場。 恐竜を兵器のように扱っても食われないんだったら、恐竜へのリスペクトなんて無くても、調教すれば恐竜と共存できるって事になるじゃん。なんか恐竜がいいように扱われて胸糞悪かった。 あと何であのテーマ曲を流さないの?あれをエンドロールで流してさえくれれば、もっと後味良かったのに… 文句ばっかりになったけど、オリジナルキャスト観られたし、恐竜がいっぱい出るっちゃ出るし、そこそこは楽しんだ。 結局ジュラシックシリーズの一作って所で嫌いにはなれないし、キャラの顛末はしっかり描ききってる所は評価に値すると思う。 特に今作で明かされるメイジー誕生の真相は、前作の若干胸糞悪かったメイジーの正体の明かされ方をちゃんと飲み込める優しい形で回収していて良かったと思う。 恐竜に関する話は前作で終わって、今作はキャラの顛末を描く為のエピローグ的作品として観るのが適切な見方だと思う。 映画評価基準 この映画が好きか 7 没入感 7 脚本 6 映像 9 キャスト 10 感情移入度 8 音楽 5 余韻 6 おすすめ度 6 何度も観たくなるか 6 計70点