Comment
motoyAlive

motoyAlive

5 years ago

4.0


content

The Rider

Movies ・ 2017

Avg 3.8

生きがいを失った青年の葛藤を静かに淡々と描くヒューマンドラマ。 《あらすじ》 アメリカ中西部のサウスダコタ州バッドランズに暮らすロデオによって頭に大怪我を負った青年ブレイディ。これ以上ロデオをやり続ければ命の危険もあり、ドクターストップがかかってしまう。ブレイディはこれまでロデオや馬にしか人生を捧げていなかったため、何をしていけば良いのか迷い、生きる意味について考える。 《感想》 主人公のブレイディを始め、ほとんどのキャストが実際にサウスダコタ州バッドランズに住む人たちを起用しており、リアリティ溢れるドキュメンタリーとフィクションの狭間にあるような作品。演技経験が無くとも、人間ドラマとしてきちんとまとめ上げるクロエ・ジャオ監督の手腕あってのものと感じた。 ブレイディはクリス・プラットとジェエル・エドガートンを足したようなどこか魅力のある顔立ちで、演技経験もないはずなのに人生のこれからの選択における葛藤がひしひしと伝わってくるのが、ただただすごい。ブレイディ本人もノンフィクション7割、フィクション3割と言っているように、自らの実体験がベースになっているので、説得力のある地に足のついた演技に引きつけられた。 広大な荒野が広がるバッドランズを馬とともに駆けるシーンやマジックアワーを多用した美しい情景も見どころで、この美しさが行き詰まってしまった人生の希望のようにも見えた。