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たっちゃん-半変人のお調子者-

たっちゃん-半変人のお調子者-

3 years ago

4.5


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Serial Mom

Movies ・ 1994

Avg 3.4

車の割込、頭出しせずにレンタルのVHSを返却する、シートベルトしない、など"ルール"を犯す奴等を血祭りにあげる困った主婦の話。 計画性無しで突発的に殺していき、近所や警察にバレても悪びれる事無く、一線を越えていくベヴァリーのサイコっぷりが何とも可笑しい。 人なら一度は抱いた事がある「死んだらいいのに」とか「酷い目に遭えばいいのに」といったたわいもない愚痴を、真に受けて即血祭りにあげていく彼女の行動には思わずスカッとする。 この映画の白眉はなんと言っても、アニーの『Tomorrow』に合わせて、ババァを骨付き肉で殴り殺す場面。 ・「さぁ殺すぞ〜」と言わんばかりにニッコニコな、顔芸に近いベヴァリースマイル ・「ババァ後ろ!」と言いたくなるカメラワーク ・リズミカルな撲殺 など連べ打ちされるコメディ演出に思わず爆笑してしまうし、「Rewind!(巻き戻せ!)」の捨て台詞に溜飲が下がる。 そしてその後の裁判シーン。自己弁護でどんどん証言者達を論破(?)していき、見事無罪判決を受けるラストも、絶対良くないはずなのに、妙にスカッとする…と思ったら最後にやっぱダメじゃんこの人笑笑というオチをつけてくる。『ピンク・フラミンゴ』のラストで犬のウ○コを食べて更に下劣さを見せつけるディヴァインのように、最後の最後で観客を突き放して、あくまで殺人鬼である事を見せつけるベヴァリー。爽快感と恐ろしさが混ざる素晴らしいエンディング。 家族の反応も可笑しい。ベヴァリーの人気に乗じてあらゆる商売に手をつけ、無罪を勝ち取ろうとしていたのに、いざ無罪を勝ち取ったら勝ち取ったで、困りだすという…お前らどっちなんだよ!笑 映画評価基準 この映画が好きか 8 没入感 9 脚本 8 映像 8 キャスト 10 感情移入度 7 音楽 9 余韻 9 おすすめ度 8 何度も観たくなるか 8 計84点 別の映画のネタバレ↓ ベヴァリーの息子、別の映画では立派に殺人鬼になっていて、血は争えないなぁと感慨深くなった笑