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HRK

HRK

8 years ago

1.0


Aguirre: The Wrath of God

Movies ・ 1972

Avg 3.4

所謂「カルト映画」の古典だが、これは下品で苦手。狂気の映画と評されることも多い本作だが、主役にこそ感じなくはないものの、それすらも平凡なものに終わっている。筋自体も特段面白くもない。せっかくの舞台設定も物語と全く噛み合っておらず、何も感じない。こうした基本的な表現力の不足にも関わらず、異形を気取った場面を終盤多用するなど、安直な手段で誤魔化そうとする姿勢には嫌気がさす。こういう芸術家を気取った映画本当に嫌い。 撮影も良くない。川を挟んでの撮影など空間の把握がしづらいので場が緩んでしまっていて、全体的に間の抜けた映画になる一因となっている。水滴や水蒸気がレンズについてしまっていてカメラの存在を意識させてしまうのは、端的にフィクションを作る上での良識が欠けているとしか思えない。 端的に才能がないと思ってしまったので、ヘルツォークは二度と観ない。代表作であるこの映画の作風と仕事ぶりからして少なくともNot For Meであることは間違いない。