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コウキマン

コウキマン

6 years ago

4.0


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The Last Samurai

Movies ・ 2003

Avg 3.3

2020.10.4.168 M.Sth ハリウッドが作った日本の時代劇。時代は明治。政府軍に、参議である勝元(渡辺謙)が反乱を起こす。洋式の政府軍に対し、勝元軍は完全に日本式。弓矢と刀で戦う。たぶん西南戦争と西郷隆盛がモデルなんだと思う。政府軍に戦術指南に来たオールグレン(トムクルーズ)は、勝元軍と一戦交えて敗戦、捕虜となる。そこで勝元ら“侍”に触れて感化されていく。オールグレンは、かつてインディアン討伐に従軍しており、罪の無い先住民虐殺に心を痛めていた。オールグレンは時代に取り残され淘汰されようとしている侍とインディアンを重ねて見て、共に時代の潮流に抗いたくなったのかもしれない。最後の戦。まさか数と武器が勝る敵に対し会戦を挑むとは無謀すぎる。しかしこれは勝元軍にとっては、勝利することが目的ではなく、死に場所をつくることが目的であったように思える。ガトリング銃の前に為す統べなく倒れる勝元とオールグレン。政府軍参謀が情けをかけ、名誉の自刃の選択を与える場面からの、勝元の戦いぶり・生き様・死に様に政府軍兵士たちが敬意を表する場面。胸が熱くなります。 トムクルーズがとにかくカッコいい。たか(小雪)がオールグレンに甲冑を着せる場面は、ここに至るまでの背景と、淑やかな表情と所作に込み上げてくるものがありました。 ハリウッド制作ということで、ちょこちょこ「あれ?」と思う部分はあるが、ほとんど気にならない(日本制作の時代劇でもあるし)。すごく日本愛に溢れ、丁寧に作り込まれている映画だと感じた。日本の“武士道”をこういって形で世界に発信してくれた監督・俳優陣には感謝しかない。