キムタク演じる栗生検事が巨悪と闘う司法ミステリです。 大ヒットドラマの映画化なので、ドラマと同じようにコミカル路線に乗った作品になっています。 しかし法廷をクライマックスにする以上、もっときちんと考証した本格的作品にして欲しかったですね。 鈴木雅之監督は、有能なテレビディレクターなのでそれなりの作品を短期間で作る能力には長けています。その反面きちんとリサーチし、時間と労力をかけた本格的映画を作るのは苦手です。本作は、そんな鈴木監督の弱点がもろに出てしまいました。