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cocoa

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4 years ago

3.5


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Columbus

Movies ・ 2017

Avg 3.3

原題もそのまま「Columbus」。 モダニズム建築の街で知られるインディアナ州コロンバスが舞台。 そこでたまたま知り合った2人。 一人は高名な建築学者の父を持つ息子ジン(ジョン・チョー)、一人は図書館で働く建築物が好きな女の子ケイシー(ヘイリー・ルー・リチャードソン)。 まったく対照的な2人が建築物を見ながら語り合うことでそれぞれ新しい人生を踏み出す…そんなストーリー。 小津安二郎氏にオマージュを捧げたと言うコゴナダ監督の初長編らしいですが、脚本も映像美も素晴らしい作品でした。 ジンは決して人当たりが良いわけではない。 韓国で抱えている仕事も急かされるばかり。 その上、父親が倒れたと言う一報でコロンバスに来たけれど気持ちは複雑。 そんなジンがタバコをきっかけに知り合ったのがケイシー。 自分の将来を考えながらも人生に立ち止まっている彼女はとても親しみのある女の子。 そして「失礼ですが…」と言いながらジンの内面までしっかり追求できる。 父親に一切構ってもらえず愛情を感じないジンはコロンバスから早く立ち去りたい。 この街の建築物が大好きで、さらに問題を抱える母親を置いて外の世界に踏み出せないケイシー。 対照的な2人が最後に選んだ人生がとても奥深い。 全編において映像美が溢れていて、さらに登場人物の言葉も心地よかった。 鳥のさえずり、木の葉の舞う音、キッチンでの作業の音もそう。 タバコのシーンが多いけど…(それもポイ捨て)、なぜか穏やかで深呼吸をした気分になれる。 鏡や水面を上手く活かした美しい画面もたくさん印象に残りました。 ちなみにケイシーの男友達ゲイブを演じたのはマコーレー・カルキンの弟、ロリー・カルキン。 カンキン兄弟は激似ですね。