
horahuki
7 years ago

The Whip and the Body
Avg 3.2
外からの「何か」の侵入を風と雷鳴で演出し、声の聞こえてくる方向をズラすことでそれを決定づけるというスマートさ。途中で挟み込まれるゴシックムード溢れる広大な廊下の映像も良かったんだけど、それだけに留まらずに嫌なムードを作り上げる反復の材料として、これ以降の恐怖演出へと空気感を引き継がせるのがうまかった。 そんな感じで本作は恐怖演出を跨いだ反復が何度も用いられていて、ひとつのシークエンスの中で出てきた要素が次へ次へと伝播し、その都度引き継ぐムードに新たに構築するムードが並存し、全く違う印象を与えるのが新鮮に感じました。 そして恐怖演出がキャラクターの心に重荷としての恐怖を引き摺らせ、別の要素がトリガーとなって再び恐怖演出へと突入するという数珠繋ぎのようなやり口も面白かったし、しっかりと長回しで空間を観客に把握させた上でのオチへと持っていく手堅さ。ここでもしっかりと反復が使われている。