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朝鮮戦争により離反した父・妹を想いながら、残された家族のために激動の時代を生き抜いた男の話。 終盤、涙止まらず。 幼い頃から家族のために、時には命にかかわるような苦難までもを引き受ける主人公。 それでも決して悪態は取らず、それどころか、こんな苦しみを味わうのが自分達の子ども世代でなくて良かったと言ってしまう聖人っぷり。 でも、終盤のとあるシーンでポツリと呟やく「本当に辛かった」という言葉。 シーンも相まってものすごく心に残った。 本当に素晴らしい映画だった。 ただ特殊メイクの違和感が強すぎた点が残念。 これなら年代ごとに役者を変えるべきだったのでは……。 なお、朝鮮戦争だとかベトナム戦争などに翻弄される様を描きながらも、戦争そのものの描写にはフォーカスせず、あくまでも人間ドラマとして描いている点は留意する必要がある。
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