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ひろ

ひろ

9 years ago

3.0


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Last Tango in Paris

Movies ・ 1972

Avg 3.0

製作・監督・脚本ベルナルド・ベルトルッチ監督によって製作された1972年のイタリア映画 ・ 冬のパリ、アパルトマンの空部屋で中年男のポール(マーロン・ブランド)は、そこで出会ったブルジョワの娘ジャンヌ(マリア・シュナイダー)と体を交える。2人は互いに名前も知らぬまま空部屋で逢瀬を重ね、欲望の果てるまで愛しあう。しかし、いつしか、その男と女の奇妙な関係は破滅へと向かい始める…。 ・ ポルノか芸術か?1970年代前半に世界中に物議を醸した問題作。名も知らないまま体だけの関係を続ける男女。支配的な男に陶酔する女、やがてそのいびつな愛の形が変わっていき、愛も終わりを迎える。キリスト教の国、イタリアで公開数日で上映禁止になったのも仕方がないかもしれない。 ・ ベルトルッチは変わった監督で、ヌーヴェルヴァーグの崇拝者だからフランスが大好き。会見もフランス語で話すし、この映画もイタリア映画だけど、舞台はパリ。ヌーヴェルヴァーグ作品でお馴染みのジャン=ピエール・レオが出演しているのも、監督がヌーヴェルヴァーグ好きだからだろう。 ・ ポールを演じたマーロン・ブランド。説明するまでもない映画史における最高峰の名優だ。この作品でも、中年の哀愁、醜さ、欲望を完璧に体現している。しかし、この映画がポルノ裁判にかけられ有罪になり、その影響で前妻に親権も奪われから、本人は最悪の映画だったと言っていたらしい。相手役のマリア・シュナイダーも、この映画の反響で女優人生が狂い、出演を後悔していたという。 ・ そんな話題が先行しがちだが、いまでは高い評価を受ける作品となっている。いま観たらそこまで過激に感じないけど、映画は作られた時代を考慮して評価するものだから、70年代にこの作品を発表したのは、勇気のいる行為だっただろう。70年代の問題作が、どんなものか気になるならどうぞ。