
ひろ

Dear Wendy
Avg 3.3
“ドグマ95”の中心人物であり、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の監督、ラース・フォン・トリアーが脚本を手掛け、“ドグマ95”の同士であるトマス・ヴィンターベアが監督した2005年のデンマーク映画 ・ アメリカの小さな炭鉱町。今、ディックは愛する“ウェンディ”への別れの手紙を書いている。何でこういうことになったのか…。 ・ 話は初めてディックがウェンディに出会った頃に逆上る。スーパーで働くディックがふとしたきっかけで購入した玩具の銃。しかしそれは本物の銃だった。友人のスティーヴィーとともに射撃練習を始めたディックは、銃にウェンディと名付け、恋人のような一体感を感じる。 ・ 銃を片時も放さないようになった2人。ディックは町の負け犬たちを誘い、銃を持つことによって自信をつけさせようとするのだが…。 ・ 一風変わった青春群像。彼らの青春は名前を付けた銃と共にあった。 ・ 銃を持つことにより自信をつける彼らが掲げる“平和主義”。それは崇高で誇り高いものだと疑わない仲間たち。しかし、銃を持つことで彼らは破滅に向かっていく…。 ・ 銃社会であるアメリカを痛烈かつ皮肉に批判した内容は、さすがラース・フォン・トリアー監督が脚本を手掛けてるだけある。 ・ 銃を持つことによる自信っていう気持ちは、日本人には想像しかできないが、それは張りぼての自信でしかないように思える。 ・ この作品で注目なのは、主人公ディックを演じたジェイミー・ベル。デビュー作品の「リトル・ダンサー」でいきなり英国アカデミー賞主演男優賞を受賞した天才が、成長した姿を見せてくれている。 ・ さらに、映画の中で何度も流れるゾンビーズの60年代のヒットソングがとても印象的だった