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タイトルと同じくらい、美しく、繊細なつくりの映画だった。大切な人の大切なものを守りたい、とは簡単に言うけれど、この主人公と同じことができる人がどれだけいるだろう。お互いの中に息づくカイの存在を認識したことから、頑なだった母親の心が少しずつ溶解していく。その描写がすごく丁寧。カイに対する愛情の深さは、言葉の壁さえも超えた。宝物のように大事にしまいこんだ追憶のなかで、ひとりで、時にはジュンとリチャードの二人で、穏やかに踊ってくれたらいいなと思う。
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