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セイクク

セイクク

3 years ago

3.5


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Angst

Movies ・ 1983

Avg 3.0

オーストリアの殺人鬼ヴェルナー・クニーシェックの実話を基にした映画です 【注意・決して楽しい映画ではありません】 1983年公開、1週間で上映打ち切りになった問題作なのも頷けます これは…酷い…(*´Д`*) 犯罪心理学に興味があった方なら始まってすぐに「これって実話なのでは⁈」と感じると思います… ((((;゚Д゚))))))) 「セブン」のジョン・ドゥ、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター…彼らを観たときはなんとも思いませんでした。 だってファンタジーだから… でもヴェルナー・クニーシェックは実在の人物で、演じたアーウィン・レダーは実在の人物より細身ですが、もう本物の殺人鬼にしか見えません… ∑(゚Д゚) 削ぎ落とした脚本は「ファニーゲーム」より遥かにリアルです。 ※実話ベースなので当然ですが…(違いは惨殺された猫が最後に見せ場があった犬に変更された点、母親が犯人に小切手を渡すシーンがないくらい) 典型的な無秩序型殺人鬼で(本人は秩序型と思っているようですが…)、被害者役を演じた3人の演技も素晴らしかったです ☆☆☆☆ 死体の演技は完璧でしたし、あとカメラワークがかなり良く作品に深みを与えています ☆☆☆☆ とにかく映画的なウソ臭い連続殺人犯ではなく、リアルな殺人犯の心理描写に触れたい方【のみ】にオススメできる映画で、大半の方にはただの胸糞映画になる可能性がありますので、ご注意を〜 (*´ω`*)