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ざべす

ざべす

5 years ago

5.0


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Journey to the West: Conquering the Demons

Movies ・ 2013

Avg 3.1

変化球「西遊記」なのに、ベタベタでド真ん中ってどういうこと??? 相容れない要素が打ち消し合わずむしろ高め合ってトライアングル形成して貼り付いてくるんだけど、え?黄金比?? 私にだけ効いてんの??? と!に!か!く! それぞれのキャラクターが良すぎるんじゃあ~~ チャウ・シンチー監督は、いつもいつもブサイク(またはちょいブサ)と残念イケメン(美女)に愛着を持たせるのが上手いんだわ~~!!!! 全員取り上げるとキリないから主人公だけ紹介しておくと、 これがまた大泉洋みたいな顔した(主に髪型のせい)三蔵法師さまなんですよ。 けどのちのち色気があるように見えてくるから怖い。 中身も実はよく考えられたキャラクターで、 安易に「悟空よ、人を憎んではいけませんよ」みたいな仏ヅラしたキャラにしないのがよい。 「多くの人を救いたい。妖怪側にも寄り添いたい」と嘆き悩みながらギャグキャラ。おちゃらけてる。 (全体的にアホっぽい描写が多いのに、あんなグロやこんな鬼畜な展開があるのでギャップで風邪ひくわ ←すき) 共感しやすいキャラにしながら、腹立つ行動をする意味もキチンとあるのが好感しかない。 とりかえしのつかない失敗をする人間臭さも「未熟ゆえに経典を拝領しに行く」理由づけに繋がってうまいなと。 (1点だけ「ん?」と思ったのが終盤の悟りモードで、「これは仏に近づいたのではなく、感情を捨てただけでは」と懸念したのですが、むしろこれが続編のフラグである可能性もなきにしもあらず!!) あと好きなシーンも言わせて。 退魔師仲間にも笑われてきた妖怪を改心させるための「わらべ唄」が、 ◯◯の手と導きによって変化する展開は ベッタベタなのに熱い。 あとね、あとね! 超エンタメなお話なのに、しっかりと 序盤から仏教の「赦し」に基づいて練られていてスゴイなって!! (【赦(ゆる)しについて】 ブッダは今までの仏教の在り方「瞑想・苦行」で悟りに至るのは違うのではないかと考え、気持ちの良い樹の下で静かに座ることを修行とします。 そこに悪魔がやってきてブッダを誘惑するのですが…ブッダは祓うでもなく悪魔(煩悩)を受け入れることによって高みに至りました) というマジモンの仏教エピソードがありまして、 この世の“悪い”も受け入れようとし、なかよピこよピの「我、憎まず」を実践する当作品の西遊記と 解 釈 一 致 となったのも尊い (「尊い」も、もともとは宗教で使うような意味合いが強いよね!)