Comment
ジュネ

ジュネ

7 years ago

3.0


content

Breathe

Movies ・ 2017

Avg 3.6

『ロードオブザリング』のゴラムでおなじみアンディ・サーキスが監督に初挑戦した実話ベースのドラマです。お恥ずかしながらポリオで最高齢まで生きたロビンさんのことを存じ上げなかったのですが、本作を鑑賞するお客さんの殆ども同様だと思います。 となると疑問として当然浮かび上がってくるのは「彼が世に残した映画になるほどの業績とは、一体なんなのか?」という点です。しかしこの映画ではむしろロビン氏の個人的な生活、特に妻との愛と絆に焦点が当てられ、主人公をことさらに英雄として描こうとはしません。アンドリュー・ガーフィールドの熱演も手伝って、主人公夫妻のラブストーリーには素直に心打たれるものがありますし、こうした趣も悪くないとは思います。 しかし夫妻の出会いから妊娠・出産・子供の成長など、彼らに訪れる人生の転機をほとんど時間軸をすっ飛ばして端的にまとめてしまった為、ロビンの人生をまるで年表のように羅列して見せられている気分になります。 偉業とされるであろう財団の設立や車イスの開発なども一瞬で処理されてしまい、彼の功績もいまいち実感を伴ってきませんし、何だか本作の製作もつとめる息子の親父自慢としか感じられない居心地の悪さがあります。