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名匠ジョン・フランケンハイマーの手になるF1レース映画の秀作です。 レース映画は、レースシーンを繋ぎ合わせて一丁上がりという安易な作品になりがちなのですが、骨太な作風で知られるフランケンハイマーが作った本作は、レーサーの孤独と友情がきちんと描かれた堂々たる大作になりました。但し、レーサーの恋模様のシーンは正直言って邪魔でした。ここで20〜30分カットすればもっとしまった作品になったはずです。 主演はジェームズ・ガーナーですが、イヴ・モンタンの哀愁を帯びた男の色気が実に魅力的でした。本田宗一郎をモデルにした役を演じた三船さんも渋くてカッコ良かったですよ。
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