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青くて心優しいマテオ。 華奢で無鉄砲だけれどしっかりものできちんと母親としての階段をのぼりはじめていたヴァレリア。ただ、まだまだ不器用なだけ。知らないことが多すぎるだけ。 なんでも支配したい母親。 あなたのものはわたしのもの。わたしのものもわたしのもの。 嫉妬と羨望と心の奥のどろどろが、日常をじわりじわりと侵食してゆく恐怖。 その普遍が非日常へと、なにかの拍子にころりと変わっていってしまう危うさ。 メキシコのキラキラした太陽の下、人の幸せを羨み奪う恐るべき悪魔が笑って、泣いていた。あなたの魂は、何処へいったのだろう。 がんばって。ヴァレリア。わたしは心の中ですっきりと、しっかりと、応援する。
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