
ひろ

Out of Africa
Avg 3.1
イサク・ディーネセンの小説「アフリカの日々」を原作に、シドニー・ボラックが製作・監督を務めて製作された1985年のアメリカ映画映 ・ 第58回アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞など7部門を受賞した ・ スウェーデン貴族と結婚し、ケニアに渡って来たデンマーク人の令嬢カレン(メリル・ストリープ)。だがそこには幸せな結婚生活は無く、農場経営も思うように進まない。そんな彼女の前にサファリのガイドを務めている冒険家が現れた…。 ・ デンマークの紙幣に肖像が使われているほどの偉大な作家イサク・ディーネセン。女性だけど英語版は男性名で執筆していた。日本では誤表記のアイザック・ディネーセンとして知られている。彼女の自伝なんだけど、なかなか波瀾万丈な人生を歩んだ女性だ。 ・ 監督だけじゃなく、プロデューサーや俳優としても活躍し続けたシドニー・ポラックが監督を務めている。現場の全てを理解している人だから、映画をまとめあげるなんて簡単だったのかもしれない。 ・ この物語は切ない。原作者であるカレンの人生はあまりにもドラマが過ぎる。デンマークからアフリカに渡り、経営者としての苦悩、恋する女性としての苦悩を味わう。そんな彼女にも幸せが訪れそうになるけど、それもあっという間に塵となる。あまりにも切ない。「愛と哀しみの果て」というタイトル通りの結末だ。 ・ カレンを演じたメリル・ストリープ。もはやこの女優について語るまでもないが、彼女は実在の人物を演じる天才だ。例え題材になっている人を知らなくても、彼女が演じたら、そういう人だということだ。カレンが恋するデニスを演じたロバート・レッドフォード。相変わらずブラッド・ピットと同じ顔だが、こっちの方がダンディな雰囲気だ。こんなの惚れるだろ。 ・ イサク・ディーネセンことカレン・ブリクセンという女性作家の半生のドラマ性がすべてのような作品だ。そんな一級の題材を、一級のスタッフとキャストで映画化しているんだから、つまらない映画になるわけもない。ただ、ものすごく切ないので、ハンカチを用意してから観た方がいいだろう。