
uboshito

Stage Mother
Avg 3.5
Jun 27, 2025.
いい話だし、映画のテーマ的にもあまり深刻になりすぎず、ライトに見られる映画だったとは思う。とはいえやっぱりライトはライト。あまりキツい話は出てこない。息子が死ぬというのはかなりキツい話だけど、そもそもこの息子は両親と疎遠になっていた。で、その息子が死んで、おばあちゃんほどの母親がドラァグクイーンの世界に足を踏み入れるところからしてかなりご都合主義ではある。まあそこは良いとして(じゃないと映画にならんし)、踊り子たちが抱える諸問題も、主人公であるこのお母さんが「年の功」で、全部解決してしまう。もうほぼ無双状態で。傾きかけた店も主人公のおかげで、一瞬で盛り返す。ドラッグやってる子にも「やめなさい」と言ったら素直にすぐやめる。ここまでくるとご都合主義疑惑は確信に変わる。 この映画で描いていることって、結局、ゲイの夢なのよね。ワタシが死んだあとでママンが悔やんでくれたらそれでいいのよ、っていう。それも2020年制作という時代を反映してるのかな。「プリシラ」(1994年)なんて、めちゃめちゃかっこいいのに話がキツすぎるというか強烈で、パンチもあって断然すごかったじゃん、と思うけど、あっちはもうほぼどこの配信にも載っていないありさまだから(U-NEXTのみ)。まあそういうことなのかもしれない。 ルーシー・リューの出演で、ポイントはかなり高くなった(その彼女も最後はバーでお針子さんになってて、どうなのよとは思ったけど)。それと、いつの時代も、どこの国でも「親は子を自分の思い通りにしたがる」という悪癖があることがわかって、でも子を失ったら反省するというのもきっと万国共通だと思うので、普遍的な話でもあるし、何より初級編みたいなわかりやすい内容だったので、LGBT支援をやってますとアピールだけしたくて「PRIDE 指標」のゴールドとかを必死で取得したがる企業の研修なんかでみんなで鑑賞したらいいんじゃないかと思った。 【視聴:Hulu】